早稲田 | 1 | 1 – 0 0 – 0 |
0 | 大東文化 |
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(42分)廣澤 真穂 | 得点 | |||
警告・退場 | (38分) | |||
5 | シュート | 5 | ||
7 | GK | 9 | ||
3 | CK | 7 | ||
5 | 直接FK | 5 | ||
2 | 間接FK | 1 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 1 | 鈴木 佐和子 |
DF | 4 | 船木 和夏 |
DF | 25 | 後藤 若葉 |
DF | 28 | 浦部 美月 |
DF | 29 | 堀内 璃子 |
MF | 6 | 並木 千夏 |
MF | 10 | 村上 真帆 |
MF | 14 | 加藤 希 |
MF | 27 | 三谷 和華奈 |
FW | 7 | 高橋 雛 |
FW | 9 | 廣澤 真穂 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 21 | 近澤 澪奈 |
DF | 13 | 桝田 花蓮 |
DF | 18 | 關 陽南子 |
DF | 19 | 井上 萌 |
DF | 24 | 夏目 歩実 |
MF | 5 | 阪本 未周 |
MF | 26 | 笠原 綺乃 |
FW | 11 | 松本 茉奈加 |
FW | 22 | 吉野 真央 |
分 | OUT | IN |
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56 | 並木 千夏 | 阪本 未周 |
72 | 三谷 和華奈 | 松本 茉奈加 |
この試合の戦評
第34回関東大学女子サッカーリーグ第7節が雲一つない秋晴れの中、ホームである東伏見グラウンドで行われた。対する相手は、今季初対戦となる大東文化大学。チーム力が高く、前節はアディショナルタイムに決勝点を挙げた勢いのある相手である。全員で戦える残り少ないホーム戦を大切に、チーム一丸となって試合に臨んだ。
前半はア女ボールでキックオフ。立ち上がりから、相手は前線にロングボールを集めゴールを狙う。また、ア女の自由を奪おうと前からプレスをかけてくる。対するア女は、相手の守備の穴を探りながら、後ろからのビルドアップを試みる。開始序盤から、安易なパスミスによるカウンターなどで相手のペースにのまれ、なかなか前進することができない時間が続く。13分には、左サイドでボールを奪われ、クロスからのシュートを許してしまうが、1鈴木がしっかりとキャッチ。さらに17分にも、相手にフリーキックを与えてしまう。再び1鈴木が落ち着いてキャッチをし、ピンチを凌ぐ。守備での苦しい時間が続く中、幾度かショートカウンターで相手ゴールに迫る。23分には、27三谷からのパスを9廣澤がヒールで落とす。そこに4船木が走り込んでシュートを放つが、惜しくもキーパーにキャッチされる。その後、再び相手に押し込まれる時間が続く。28分、自陣中央でのパスミスから相手にシュートまで行かれるも、事無きを得た。思うような試合展開にならない中でも、41分、ついに得点が生まれる。右サイド14加藤がペナルティエリアに入れたボールに反応した9廣澤が走り込みシュート。ボールはゴールに吸い込まれ先制点を獲得。1-0で前半終了。
HTには、早いテンポでボールを動かすこと、距離間をよくするためにサポートの位置や角度を変えることを確認。また、追加点を取らなければ油断できない展開なので、もう一度気を引き締めて後半に臨む。後半は相手ボールでキックオフ。開始早々、54分、4船木がサイドを突破しコーナーキックを獲得。10村上のキックに中も反応し、飛び込むが触ることができない。しかし、後半立ち上がりから良い流れを作ることに成功する。また、奪われた後の切り替えを早くすることを意識し、DFラインを中心に回収していく。55分、6並木→5阪本の交代を行う。徐々にア女がボールを支配することが増え、多くのチャンスを作っていく。58分、27三谷の積極的な仕掛けからコーナーキックを獲得する。また、61分には10村上が、溢れてきたボールに反応しダイレクトでミドルシュートを放つも、枠を捉えることができない。その後、相手はFWをターゲットに前進しようとするが、強い球際やプレスバックを徹底し、相手の自由を奪う。64分、5阪本のクロスに27三谷がボレーシュートで合わせるも、バーを越える。相手は、時間が迫るにつれ、得点を奪うために更に前から勢いをかけてくる。それに対してア女は、落ち着いてボールを動かし、相手を剥がす。80分、4船木、14加藤、9廣澤の良いコンビネーションから最後は14加藤がクロスをあげるも、ボールは逆サイドに流れる。試合終盤には、相手の怒涛の攻撃を受ける。88分、相手にコーナーキックのチャンスを与えてしまう。フリーで合わせられるも、枠を外れ大ピンチを凌ぐ。立て続けに90分には、相手にコーナーキックを与えてしまうも、集中した守備を見せ、ゴールをわらせない。アディショナルタイムの4分でも、はっきりとしたプレーで相手の攻撃をはね返し、1-0のまま試合終了のホイッスルが鳴った。
前半から相手の勢いに押され、思うような攻撃をすることができなかった。しかし、細かな修正を行い、徐々にいつものペースを取り戻していった。それでも、あわや失点というシーンもあり、どちらに転ぶか分からない試合展開であった。戦ってみないと分からないのがサッカーであるが、どんな相手にでも対応し、チーム力を上げていくことが今年のア女の完成形には必要不可欠なことである。来週の山梨学院戦に向けて、心技体を充実させていきたい。
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