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2019年 第28回全日本大学女子サッカー選手権大会 準決勝 vs大阪体育大学

2020年1月17日(金) 14:00キックオフ @味の素フィールド西が丘 vs大阪体育大学
早稲田 2 1 – 1
0 – 0
0 延長前半 0
1 延長後半 0
1 大阪体育
(13分)山田 仁衣奈
(103分)小林 菜々子
得点 (34分)
  警告・退場  
8 シュート 6
10 GK 13
7 CK 3
6 直接FK 8
3 間接FK 3
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 川端 涼朱
DF 3 中田 有紀
DF 4 小林 菜々子
DF 31 井上 萌
DF 35 船木 和夏
MF 8 高瀬 はな
MF 10 村上 真帆
MF 11 松本 茉奈加
MF 13 蔵田 あかり
FW 9 山田 仁衣奈
FW 34 廣澤 真穂
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 33 近澤 澪菜
DF 5 源関 清花
MF 12 並木 千夏
MF 17 阪本 未周
MF 19 桝田 花蓮
MF 32 高橋 雛
FW 30 土居 明日香
選手交代
OUT IN
90+2 蔵田 あかり 高橋 雛
104 廣澤 真穂 土居 明日香

この試合の戦評

インカレ準決勝が味の素フィールド西が丘で行われた。対する相手は、三回戦で東洋大学を下し、インカレ兵庫ラウンドを勝ち上がってきた大阪体育大学。インカレ奪還を目指し、この1年苦しみもがきながらも、全員で成長し続けてきたア女。決勝の舞台へ進むため全員の心をひとつにし、結果に拘り臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。立ち上がりから、ア女は両サイドを広く使い積極的にゴールに向かう。さらに、後ろからテンポ良くビルドアップし、相手陣地に進入していくが、堅守が特徴の相手を崩しきれない。また、相手は奪ってから素早く縦に蹴り、カウンターを狙ってくるが、DFラインを中心に、集中した守備で対処していく。11分には、自陣でのクリアーが中途半端になり、こぼれ球を拾われ背後に抜け出されるも、相手のシュートミスに助けられる。両者気の抜けない時間が続く中、試合は動く。13分、中央から右サイドへ展開すると、PA内に侵入した11松本がドリブルで仕掛け左足でシュートを放つ。一度はクロスバーに跳ね返されるも、こぼれ球を9山田がしっかり決め、先制に成功する。勢いに乗りたいア女。その後も攻撃の手を緩めることなく、左サイドから幾度もクロスを上げるが、僅かに精度を欠き決定機には至らない。ボールを保持しながら、追加点を取りに行くア女だが、サイドからのクロスが多く、単調な攻撃が続き、徐々に相手が順応してしまう。すると34分、相手のCKでゴール前を固められると、ヘディングで押し込まれ失点。同点に追いつかれる。前半のうちに再び点差をつけたいア女だったが、相手の堅い守りを崩すことができず、1-1のまま前半を終える。

HTには、攻撃時の距離感を良くすることや、クロスを上げるタイミングと中の選手の入り方などを確認。全員で共通理解を持ち、後半に臨む。後半は、前半よりも攻めの意識が高まり、点を取りに行くア女だが、縦に急ぎすぎてしまい何度も相手に跳ね返されてしまう。また、左右の揺さぶりも少なく、サイドにボールが入っても遠目からのクロスが多くなってしまい、なかなかチャンスを作ることができない。一方、守備ではリスク管理を徹底し、ほとんど危ない場面は作らせていないものの、カウンターを得意とする相手に一瞬たりとも気は抜けない。お互いに守備の集中力を高く保つ一方で、効果的な攻めができず、拮抗した時間が続く。時間の経過と共に、ア女の攻める時間も増えてくる。しかし、86分には、左サイドから突破を許し、逆サイドでフリーになっていた相手にシュートを打たれるも、枠を外れ事なきを得る。88分には、FK、CKと立て続けにセットプレーをとり、点を取りたいア女だったが、相手も簡単には点をとらせてはくれず、同点のまま時間が進む。90+1分には、13蔵田→32髙橋の交代を行う。1-1のまま、決着がつかず後半は終了。10分ハーフで、計20分の延長戦に臨む。

延長前半、疲れも出る時間だが、全員で声を掛け合いタフに戦うア女。前線からプレスをかけボールを奪い、アグレッシブにゴールに向かう。1-1のまま延長後半に突入する。延長後半3分、右サイドで、11松本がドリブルから強烈なシュートを放ち、相手GKに阻まれるも、CKを獲得。8高瀬の正確なキックから、最後はファーサイドで4小林が頭で合わせゴール。待望の決勝点をあげ、2-1とする。直後には、34廣澤→30土居の交代を行う。残り時間も僅かな中、相手の猛攻に耐える時間が続くも、GK川端を中心に最後まで強さを見せ守り切ったア女。ついに、2-1で試合終了。

幸先よく先制するも、追いつかれてからはなかなか得点が奪えず、苦しい時間が続いたが何とか勝利を掴み、決勝へ駒を進めることができた。これまでの積み重ねと、ア女全員の想い、さらに応援して下さる方々、すべての人の思いがピッチの選手に力を与え、勝利に結び付いた。決勝の相手は日本体育大学。去年の雪辱をはらしチーム全員で頂を取れるよう、明日1日で良い準備をしたい。

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