早稲田 | 4 | 3 – 0 1 – 2 |
2 | 東洋 |
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(11分)松本 茉奈加 (33分)蔵田 あかり (45+1分)松本 茉奈加 (77分)オウンゴール |
得点 | (65分) (87分) |
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警告・退場 | ||||
12 | シュート | 7 | ||
4 | GK | 5 | ||
7 | CK | 1 | ||
6 | 直接FK | 5 | ||
4 | 間接FK | 2 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 16 | 川端 涼朱 |
DF | 3 | 中田 有紀 |
DF | 4 | 小林 菜々子 |
DF | 31 | 井上 萌 |
DF | 35 | 船木 和夏 |
MF | 8 | 高瀬 はな |
MF | 10 | 村上 真帆 |
MF | 11 | 松本 茉奈加 |
MF | 13 | 蔵田 あかり |
FW | 9 | 山田 仁衣奈 |
FW | 34 | 廣澤 真穂 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 33 | 近澤 澪菜 |
DF | 5 | 源関 清花 |
DF | 6 | 佐々木 呼子 |
DF | 27 | 黒柳 美裕 |
DF | 36 | ブラフ シャーン |
MF | 12 | 並木 千夏 |
MF | 17 | 阪本 未周 |
MF | 32 | 高橋 雛 |
FW | 30 | 土居 明日香 |
分 | OUT | IN |
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75 | 高瀬 はな | 源関 清花 |
83 | 廣澤 真穂 | 土居 明日香 |
この試合の戦評
関東リーグ最終節が行われた。対する相手は東洋大学。11連覇に向け、複数得点での勝利が絶対条件となるこの試合。その先のインカレへ、チームを勢いづけていけるよう、結果に拘り、全員の心を一つに臨んだ。
前半は相手ボールでキックオフ。低い位置からビルドアップを行う相手に対し、FWから限定して能動的にプレスをかけていくア女。サイドでの素早い寄せからボールを奪い、相手にリズムを作らせない。開始10分、細かいパスで左サイドを崩すと、オーバーラップした3中田が抜け出し、中央へクロス。11松本が走り込みスライディングで合わせ、先制に成功する。勢いに乗り、さらにリードを広げたいア女。正確なビルドアップから、両サイドの裏のスペースを積極的に狙い、幾度もクロスをあげ相手ゴールに迫っていく。また、攻守の切り替えも速く、相手にペースを掴ませないように試合を運ぶ。33分には、10村上のスルーパスに抜け出した13蔵田が、ドリブル突破からシュートを放ち、相手の足に当たるもネットを揺らし、追加点をあげる。その後も、攻撃の手を緩めないア女。41分には、8高瀬の正確なCKに35船木が頭で合わせるが、惜しくも枠を外れる。前半終了間際には、またも左サイドでスルーパスに抜け出した13蔵田がアーリークロスを上げ、走り込んだ34廣澤がシュート。一度はGKに阻まれるも、11松本がしっかりとこぼれ球に詰め、リードを広げる。3-0で前半を終える。
HTには、守備時のポジショニングを全員が意識して、マークの受け渡しをはっきり行うことや、リードはしているが、最後まで集中を切らさずに戦うことなどを確認。後半は、相手のビルドアップのテンポが上がり、前半よりもプレスがはまりにくくなる。決定機は作らせていないものの、相手のポゼッションが高まり、思うように自分達の時間を作れないア女。すると65分、中央で連続して縦パスを通され、ボールに寄せる間もなく背後へ抜け出されると、GKとの一対一を冷静に決められ失点。1点を返される。75分には、嫌な流れを変えるべく、8高瀬→5源関の交代を行い、ポジションも部分的に入れ替える。その2分後、交代で入った5源関が上げたクロスが、相手のクリアミスによりオウンゴールとなる。ゴールへの積極的な姿勢が追加点につながり、4-1とリードを広げる。勢いを取り戻すかに見えたが、直後に右サイドを突破され、シュートを打たれるなど、気の抜けない時間が続く。83分には、34廣澤→30土居の交代を行う。拮抗した時間が続く中、落ち着いて試合を終わらせたいア女だったが、87分、FKのセカンドボールを拾われると、左サイドを突破される。速攻からクロスをあげられ、勢いを持って飛び込んできた相手にヘディングで決められ失点。4得点を上げたものの、90分通して守備の安定感を保てず、後半に失点を重ね4-2で試合終了。
立ち上がりから積極的な攻撃を見せ、前半から得点を重ねたものの、その勢いを後半まで継続できず、満足のいく勝利ではなかった。特に守備では、連動したプレスと球際の強さを90分間保つことができなかった。それでも、他チームの試合結果により、ア女は優勝を決め、見事11連覇を達成した。三週間後には、今シーズンの集大成となるインカレが開幕する。インカレは負けたら終わりの試合となる為、守備の課題を明確にし無失点に拘って戦わなければならない。今回のタイトル獲得を自信にしつつも、決して驕らず、全員でより高め合いながら、残りの期間でまだまだレベルアップしていきたい。
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