JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第21節 vs明治大学

この試合の戦評

前節、法政大学に敗北を喫したことにより、残留への道はさらに厳しいものとなった。迎える今節は圧倒的な強さを誇り、すでにリーグ優勝を決めている明治大学との対戦である。残留に向け、勝利以外は許されない。

前半は立ち上がりから早稲田、明治ともに手堅い入りを見せる。拮抗した状況が続くも、徐々に明治大が試合を支配し始める。質の高い個人技に加え、強度の高いプレッシングに苦しめられ、早稲田は終始後手に回る展開。カウンターから両サイドのスピードを活かし突破を試みるも明治大の強固なディフェンスを前に、攻撃の活路を見出せずにスコアレスで前半が終了する。

後半開始から明治大が迫力のある攻撃で早稲田ゴールに迫る。前半同様押し込まれる展開が続くが、DFラインを中心に体を張った守備でチャンスを作らせない。早稲田は9加藤のポストプレーからカウンターを仕掛けるが、チャンスは生まれない。再三にわたりサイドから攻撃を仕掛ける明治大。後半20分には決定的なシュートを放たれたものの、GK上川がファインセーブ。直後にカウンターに転じた早稲田。11神山がカットインからクロスを上げ、中で待つ9加藤がヘディングシュート、これがゴールに吸い込まれ待望の先制点をあげる。後半31分には35梁、14藤沢を投入し勝負にでる。試合終盤、明治大が意地の猛攻を見せ、クロス、セットプレーからチャンスを作るが、集中力を切らさない早稲田のDF陣がこれをことごとく跳ね返す。苦しい展開が続いたがワンチャンスをものにし、この1点を守りきって試合終了。残留へ大きく前進する勝ち点3を手にした。

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