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2019年 第41回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 関東地区予選 準決勝 vs東洋大学

2019年9月22日(日) 10:30キックオフ @とちぎフットボールセンターB vs東洋大学
早稲田 2 0 – 1
2 – 0
1 東洋
(50分)松本 茉奈加
(59分)廣澤 真穂
得点 (32分)
  警告・退場  
14 シュート 3
4 GK 10
9 CK 1
2 直接FK 4
1 間接FK 3
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 33 近澤 澪菜
DF 2 冨田 実侑
DF 4 小林 菜々子
DF 35 船木 和夏
MF 7 中條 結衣
MF 10 村上 真帆
MF 11 松本 茉奈加
MF 14 田中 実夏
MF 17 阪本 未周
MF 32 高橋 雛
FW 30 土居 明日香
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 川端 涼朱
DF 5 源関 清花
MF 8 高瀬 はな
MF 19 桝田 花蓮
MF 26 加藤 希
FW 9 山田 仁衣奈
FW 34 廣澤 真穂
選手交代
OUT IN
45 土居 明日香 廣澤 真穂
55 田中 実夏 高瀬 はな
76 冨田 実侑 源関 清花

この試合の戦評

皇后杯関東予選準決勝が、栃木県のとちぎフットボールセンターで行われた。対する相手は、東洋大学。前日に行われた3回戦を勝利し、皇后杯本戦への出場権を手に入れたア女。次週の決勝に進み、この大会を三連覇で終えるべく、結果にこだわって臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。昨日の試合から何人かメンバーを入れ替え、フレッシュなメンバーで戦うア女。前線からプレスをかけてくる相手に対し、落ち着いてビルドアップを行うが、攻め手が見つからず攻撃が停滞する。一方、相手は背後へのロングボールと中央からの繋ぎを織り交ぜ、多彩な攻撃を仕掛けてくる。裏の対応は安定感をみせるが、DFラインと中盤の間で受ける相手を掴みきれず、意図してボールを奪うことができない。また、後ろでボールを回してはいるものの、前線ではっきりとした動き出しが少なかったり、2人目や3人目の関わりが乏しかったりなど、攻撃の連動性に欠け、なかなか決定機を作れないア女。その中でも、11松本や17阪本のサイドからの仕掛けでCKを獲得するが、得点には至らない。互いに拮抗した時間が続く中、34分、右サイドからクロスを上げられ、これを処理しきれずこぼれ球を押し込まれ先制を許す。追いつきたいア女だったが、得点を奪えないまま、0-1で前半を終える。

HTには、ルーズボールの対応をはっきりさせることや、相手のバイタルエリアへ侵入する回数を増やすことなどを確認。また、30土居→34廣澤の交代を行う。1点ビハインドからのスタートとなるが、しっかり逆転し80分で勝ち切れるよう、後半に臨む。後半は、34廣澤を中心に背後への動き出しが増え、徐々に攻撃が活性化する。さらに、両SBの攻撃参加もより積極的になり、攻撃に厚みがでてくる。すると10分、11松本が左サイドから中央へ切り込み、相手に寄せられながらも右足を振り抜き、待望の同点弾を決める。その後も追加点を狙い、攻撃の手を緩めないア女。14分には、14田中→8高瀬の交代を行う。その5分後、代わって入った8高瀬のスルーパスに抜け出した34廣澤が、角度のない所から冷静に流し込み、逆転に成功する。立て続けに得点し、勢いのついたア女。35船木が左サイドから幾度もクロスを上げ、チャンスを作るが、相手も粘り強く守り得点には至らない。守備では、前半の反省を生かして球際でも強さを見せ、後半は被シュート0本と相手の攻撃を封じた。37分には、2冨田が相手との競り合いで負傷し、5源関との交代を余儀なくされる。終了間際の相手の猛攻もしっかりとはね返し、最後まで追加点を奪わせず、2-1で試合終了。

メンバーやポジションを入れ替えた中、先制を許し、苦しいゲームとなったがなんとか勝利を収め、決勝に駒を進めることができた。どのメンバーでも、ア女として連動性を高め強さを示すという点では、まだまだ力不足を感じるゲームであった。しかし、最少失点に抑え、チャンスを決めきり逆転できたことは自信にしていきたい。東伏見に戻り、またチーム全員で課題に取り組み、互いに高め合いながら、大会三連覇へ向け、一週間良い準備をしていきたい。

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