JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第8節 vs流通経済大学

この試合の戦評

東洋大学に逆転勝利し、今季初の勝ち点3を手にすることができた前節。今節の相手は今シーズン未だ勝利がなく、最下位に沈んでいる流通経済大学である。前節の流れそのままに複数得点、最少失点に期待がかかる。是が非でも連勝し流れを引き寄せ、巻き返しを図るべく全力でそして謙虚に戦い抜く。

前半立ち上がりは互いに出方をうかがう展開が続くが、前半7分、34山下のスルーパスに抜け出した38加藤が冷静に流し込み、先制する。直後の10分、サイドのコンビネーションから流経大10に中央突破を許し、同点ゴールを決められてしまう。その後もオープンな展開が続き14分、38加藤のポストプレーからサイドでボールを受けた西堂がアーリークロス、中で待つ7金田が合わせ、勝ち越しゴールを奪う。前半23分、反撃に出る流経大にPKのチャンスを与えてしまうが、流経大11のシュートはクロスバーを叩き、ピンチを免れる。テクニックで勝る流経大が徐々に攻勢にでるも粘り強いディフェンスで対抗し、ゴールを死守し前半を終える。

後半の立ち上がりは、セカンドボールを拾う早稲田が相手陣内に押し込む展開が続く。前半16分、早稲田は代わって入った6阿部の左足クロスからビッグチャンスを迎えるが、33西堂のシュートは枠を捉えられず追加点を奪えない。時間の経過とともに流経大7を中心とした組み立てで流経大がポゼッションを高める。しかし早稲田はGK上川を中心にペナルティエリアへの侵入は許さない。その後は一進一退の攻防が続くも互いに決め手に欠く展開。試合終盤、やや単調になり始めた流経大の攻撃に対し、早稲田は主将3大桃を中心に集中力を切らすことなく守りきった。今季2勝目をあげた。

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