2018年 第27回全日本大学女子サッカー選手権大会 2回戦 vs大東文化大学

この試合の戦評

第27回全日本大学女子サッカー選手権大会が兵庫県のみきぼうパークひょうご第2球技場で行われた。2回戦の対戦相手は大東文化大学。大東文化大学とは関カレや皇后杯関東予選でも戦っているが、どちらの試合も苦戦を強いられた相手である。ア女にとってのインカレ開幕戦ということもあり、内容はもちろんだが勝利にも強く拘り試合に臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。ア女は最初はロングボールを多用し大きなプレーをして相手ゴールに迫る。すると6分、いきなりCKを獲得する。キッカー6柳澤からのボールを32小林が高い打点で合わせゴール。幸先良く先制し、1-0とする。相手もディフェンスラインやボランチからロングボールを蹴り、それを前線の選手が収めア女ゴールに迫ってくる。しかし、ア女もディフェンス陣を中心に集中した守備で相手にシュートを打たせない。徐々にリズムを掴むア女。サイドからの攻撃が増え、CKを獲得する回数も増えてくる。すると23分、またもや6柳澤のCKから今度は4三浦がヘディングで合わせゴール。2-0とする。相手はサイドハーフを絞らせて横をコンパクトにした守備をしてくる。一方、ア女はサイド攻撃をする際に味方のサポートが少ないため、数的不利の状況になりスムーズにボールをゴールまで運ぶことができない。相手も前線にボールは収まるがそこからシュートまでいくことができず、このまま2-0で前半終了。

HTには、さらに得点を狙いにいくことと、視野を広くもちスペースを有効活用することを確認し後半に臨む。後半はHTで話し合った通り、逆サイドの空いているスペースを使いながらゴールに向かう。60分、12山田彩→17松本の交代を行い、さらなる追加点を狙う。63分、6柳澤のCKから32小林がニアで上手く合わせゴール。3-0と相手を突き放す。その3分後の66分には、11熊谷のスルーパスに抜け出した9山田仁がキーパーの頭上を越すループシュートで華麗に決めゴール。4-0とする。70分、6柳澤→13高瀬、32小林→23源関の交代を行う。さらなる追加点を狙いにいきたかったが、74分、ア女の左サイドからドリブル突破されそのままクロスを上げられる。それに頭で合わせられ失点。4-1となる。75分、9山田仁→37並木の交代を行う。試合終盤にかけて相手のロングボールを使った攻撃で押される展開が続く。しかし、ア女も粘り強く守備をしてゴールを守る。90分、2渡部→24佐々木の交代を行う。試合終了と思われた90＋3分、7村上が右サイドからクロスを上げ11熊谷が合わせる。そのこぼれ球にいち早く反応した13高瀬が押し込みゴール。5-1となって試合終了。

今回の試合は、セットプレーからも流れの中からも得点することができた。しかし、相手の時間帯になった時に失点してしまったことが課題として残った。中1日で準々決勝を迎えるので、しっかりコンディションを整え明後日の試合に臨みたい。

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