2012年 関東大学サッカーリーグ 1部 第16節 vs慶應義塾大学

この試合の戦評

ついに迎えた今季三度目の早慶戦。
伝統の一戦、そしてリーグ優勝に向け必ず勝ち点3を獲らねばならない試合は息の詰まる熱戦となった。

試合は開始直後に動く。
4分、右サイドのスローインから富山、榎本と繋ぎ敵陣深くに攻め込むと、最後はゴール前でフリーになっていた近藤（洋）が右足でゴールに流し込みゲット。
後期に入り取れていなかった先制点をもぎ取る。
その後は一進一退の攻防。
慶應は短いパス回しからFWにボールを打ち込み突破を図るも、早稲田守備陣が粘り強い対応でチャンスを作らせない。
一方早稲田も富山のポストプレーから幅広い攻撃を狙うも決定機には至らず。
前半は早稲田1点のリードで折り返す。

迎えた後半、慶應は早い段階で交代のカードを切り同点ゴールを狙いに出る。
それでもチーム全体でハードワークを続ける早稲田が慶應の攻撃を寸断、逆に榎本や途中出場の片山があと一歩で追加点というシーンも作り出す。
1-0で時計は進み試合は4分間のロスタイムへ。
慶應が最後の力を振り絞り攻撃に出るも畑尾、山地を中心にボールを跳ね返しホイッスル。
プライドを懸けた一戦を制し、逆転優勝に向けて勝利を積み上げた。

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