2018年 第67回全日本大学サッカー選手権大会 準々決勝 vs順天堂大学

この試合の戦評

インカレ初戦は固さもあり、なかなか思うようなサッカーをすることができなかった早稲田大学。しかし苦しみながらもPKの1点を守りきり、準々決勝への切符をつかんだ。今日の相手は今年リーグ戦で2勝している順天堂大学。しかしリーグ戦では相手の主力に怪我などの影響もあったため、フルメンバーの相手とは初めての対戦となった。一方早稲田は今季全試合でスタメン出場のDF大桃が前節で負傷し欠場となった。

試合は開始早々から動く。前半6分、8栗島のスルーパスに抜け出した10岡田がPA内で相手DFと1対1になる。コースはなかったがシュートを放つと、ボールは右ポストにあたりゴールに吸い込まれた。岡田の技ありの得点で貴重な先制点を奪う。その後勢いづきたい早稲田は10岡田を中心にテンポよくボールを繋いで攻撃をする。しかし、なかなか決定機に結びつけることができない。対する順天堂もボールを繋ぐがなかなか縦にパスを入れることができず効果的な攻撃はできない。前半31分には怪我を抱えていた9武田にかえ15直江を投入する。前半終了間際には自陣でのパスミスからショートカウンターを受け、シュートを放たれるも1小島が難なく止める。ほぼピンチらしいピンチは与えず前半は1-0で折り返す。

後半に入ると順天堂はフォーメーションを変え、勢いのある攻撃をしかける。そして後半2分、相手の右サイドバックのカットインから左足のシュートがゴールに吸い込まれ同点となる。追いつかれた後は順天堂が徐々にリズムを取り戻し、持ち前のテクニックを生かしたポゼッションで主導権を握る。悪い流れを払拭するために後半13分、13高岡、6冨田にかえ30石神、12小笠原を投入する。しかし、その直後に右サイドからクロスをあげられると、ファーサイドでヘディングで合わせられ逆転弾を許してしまう。逆転に成功した順天堂はさらに勢いづきボールを持つ時間が増える。対する早稲田もなんとか攻撃に転じたいがなかなかボールを前に進めることができず、時計の針だけが進んでいく。後半32分には5金田にかえ14田中を、35分には15直江にかえ20梁を立て続けに投入する。なんとか流れを変えたいがなかなか順天堂からボールを奪うことができない。その後最後までゴールを目指し続けるも、決定的なチャンスを作ることはできずそのまま試合終了。準々決勝で姿を消すことになった。

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