2017年 第23回関東女子サッカーリーグ 第7節 vs浦和レッズレディースユース

この試合の戦評

関東リーグ第7節。浦和レッズレディースユースとの試合がアウェーで行われた。メニーナ、ジェフU-18に続いてユース年代との対戦となった今節。レッズレディースユースもまた、個々の能力が高く、スピードある攻撃を仕掛けて来る嫌な相手である。現在首位をキープしているも引き分け続きで波に乗れないア女。関東リーグ前期を1位で折り返すためにも絶対に負けられない、勝って前期を終えたい一戦であった。

試合は相手ボールでキックオフ。試合開始立ち上がり、アウェーピッチに慣れるまでなかなかボールが収まらず慌ただしい試合展開となる。しかし、しっかりとした守備から安定感を取り戻し、徐々にペースを引き寄せるア女。するとサイドの積極的な縦突破が活き始める。右サイド左サイド共に縦に速い攻撃によって幾度もチャンスを作り出す。しかし得点までが遠い。鋭い攻撃を魅せるア女に対し素早いカウンターを仕掛けて来る相手。ゴール前でフリーの選手にシュートを打たれる大ピンチが訪れるも、21鈴木のスーパーセーブによって失点を免れる。スコアレスドローで迎えた前半40分、6柳澤のスルーパスに抜け出した7河野が相手GKと1対1になりシュートを放つ。一度はセーブされたもののこぼれ球を9平國が冷静に流し込み先制点。欲しかった先制点を前半のうちに奪い1-0とする。そのまま前半を折り返す。

ハーフタイムには逆サイドへの展開意識、シュート意識、風を考えたプレーなどを再確認し後半に挑んだ。
後半は立ち上がりからア女ペース。前線からのプレスがはまり何度も相手ゴールに襲いかかる。後半11分には6柳澤→27村上、13分には11熊谷→17大井の交代を行う。さらなる追加点を狙いに行ったア女だったが、相手GKのスーパーセーブもありチャンスを決めきることができない。なかなか相手を突き放せないア女は自分達のミスからボールを失い、相手に攻め込まれる数も増えて来てしまう。後半33分には9平國→28松本の交代を行う。その後は一進一退の攻防が続くもスコアに変動はない。試合終盤は押し込まれるシーンが多々あったが21鈴木のスーパーセーブやDF陣の体を張った守備によって失点を0に抑える。そしてそのまま試合終了。

関東リーグ前期最終節を勝利で終え、単独首位で前期を折り返すことができた。しかし決定力不足や試合終盤の押し込まれる時間帯など内容的にはまだまだ課題が山積みである。2週間の中断期間で修正、改善し、良い形で後期初戦に臨めるよう、ア女のサッカーを突き詰めて行きたい。

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