早稲田 | 2 | 0 – 1 2 – 0 |
1 | 日本体育 |
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(50分)三浦 紗津紀 (90+2分)中村 みづき |
得点 | (38分) | ||
警告・退場 | ||||
5 | シュート | 9 | ||
7 | GK | 7 | ||
3 | CK | 6 | ||
7 | 直接FK | 6 | ||
4 | 間接FK | 1 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 16 | 木付 優衣 |
DF | 2 | 渡部 那月 |
DF | 3 | 奥川 千沙 |
DF | 4 | 三浦 紗津紀 |
DF | 5 | 松原 有沙 |
DF | 32 | 中田 有紀 |
MF | 8 | 中井 仁美 |
MF | 9 | 平國 瑞希 |
MF | 10 | 中村 みづき |
MF | 22 | 熊谷 汐華 |
FW | 7 | 河野 朱里 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 1 | 山田 紅葉 |
DF | 15 | 杉森 愛希 |
MF | 6 | 柳澤 紗希 |
MF | 20 | 熊谷 遥楓 |
MF | 26 | 大井 美波 |
MF | 31 | 高瀬 はな |
FW | 24 | 山田 彩未 |
分 | OUT | IN |
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82 | 平國 瑞希 | 熊谷 遥楓 |
この試合の戦評
ついにインカレ決勝戦。今シーズン最後の試合であると同時に大会連覇がかかったこの一戦。最後に立ちはだかる相手は関カレで0-3と完敗した日本体育大学。関カレ連覇を阻止されてしまった相手と西が丘という聖地で、3000人を超える観衆の中、何よりこの決勝戦という大舞台で再び戦うことができる。雪辱を晴らすと共にこの1年目標に掲げてきたインカレ連覇を体現するには、これ以上最高なシチュエーションはないだろう。泣いても笑っても最後の戦い。1年間の集大成として全身全霊をかけた熱き戦いがキックオフされた。
ア女は非常に集中した状態で試合に入る。相手は序盤からポゼッション率を高めゲームを優位に進めてくる。守備にまわる時間帯が多い中、我慢強く粘り強く大事なところで体を張り、スピードがある相手の攻撃に対して素晴らしい対応を見せる。すると、少しずつではあるがア女にも攻撃のチャンスが生まれる。中でも5松原のキックによるセットプレーは、幾度も相手ゴールを脅かした。そのまま両チーム共に集中を切らすことなく拮抗した試合展開が続き、このまま前半終了かと思われた中訪れた前半38分、相手の豪快ミドルシュートが決まり先制点。0-1と1点ビハインドで前半を終える。
ハーフタイムには点を取りに行くことやダイレクトプレーを増やすことなどを再確認し、後半に臨んだ。
後半はまず同点ゴールを決めること、そして逆転することを目指した。その想い通り、試合は後半開始から動くこととなる。後半4分、5松原のFKに4三浦がヘディングで合わせゴール。後半開始早々同点ゴールを挙げ、1-1とする。このゴールにより、前半では失われていたア女らしさを取り戻して行く。勢いを増したア女は、相手陣地に攻め込み続ける。しかしなかなか追加点を挙げることはできない。日体大も素早いカウンターで仕掛けてくるが、ア女の今年の強みであるDF陣を中心とした守備力でゴールを守る。そんな一進一退の攻防が続いた。流れを変え、勝負を決めたいア女は後半36分、9平國→20熊谷遥の交代を行なった。しかしその後も得点を挙げることはできない。誰もが延長戦を覚悟した後半アディショナルタイム。ついに試合が動いた。ペナルティーエリア外から10中村がシュートを放つ。シュートはゴール左上に突き刺さり、ゴール。これが決勝点となり、2-1のまま試合終了。劇的な逆転ゴールが決まり、見事インカレ連覇を成し遂げた。
関カレで0-3という大敗を喫した相手に、インカレ決勝という舞台でリベンジを果たすことができた。そしてア女2016としての最後の試合を最高な形で終えることができた。今シーズンは終わるが、これからも応援してくださる方々への感謝の気持ちを忘れずに、日々精進していきたい。