2016年 第22回関東女子サッカーリーグ 第9節 vs筑波大学

この試合の戦評

関東女子サッカーリーグ後期第2節vs筑波大学。前節は慶應義塾大学に5-0と快勝し、後期もまた幸先の良いスタートを切ったア女。今回対戦した筑波大学は、前期を通し唯一勝てず引き分けた相手である。何としても勝ち点3を持ち帰るため、チーム全員が気持ちを強く持って臨んだ一戦であった。

気温が30度を超える中、ア女はその暑さを物ともせずいつも通り相手にプレスをかけハードワークを続ける。しかし、相手の堅く粘り強い守備に苦しめられ、なかなかシュート、ゴールまでいくことができない。コーナーキックのこぼれ球に反応した9平國の豪快なシュートもクロスバーに阻まれ得点には至らず、さらに、自分達のミスからピンチを招き、攻め込まれるシーンを幾度か作り出してしまう。良い流れを作れずそのまま前半を0-0で折り返す。

ハーフタイムには、ボールに関わる人数を増やすこと、サイドは縦に勝負することを再確認し、後半に臨んだ。
後半は立ち上がりから相手陣地でのプレーが多かったものの、前半同様なかなかゴールまで行くことができない。そこで後半12分、22熊谷汐→20熊谷遥の交代、後半18分には26大井→6柳澤の交代を行う。しかし、相手に徐々にペースを掴まれ始め、攻め込まれる時間帯が続く。厳しい時間帯が暫く続いたが、三浦をはじめとするDF陣が身体を張り、幾度かのピンチを防いだ。そして、ついに迎えた後半38分、右サイドからの10中村のクロスを7河野が頭で合わせ、ゴール。1-0とリードする。先制したことにより、勢いを取り戻したア女は自分たちのペースを取り戻し、優位な試合展開をみせる。後半42分には6柳澤が自ら仕掛けてPKを獲得。自身が蹴ったPKは相手GKのセーブに阻まれ、追加点を挙げることはできなかった。その後、後半43分に9平國→23安部の交代、後半48分には16木付→1山田紅の交代を行い、1-0のまま試合終了。

前期で引き分けた筑波大学に対し勝利を収め、勝ち点3を獲得することができた。次節の関東リーグはホームで関東学園大学との対戦。早慶女子サッカー定期戦を挟むため、1週間に2試合というハードな日程ではあるが、しっかりと調整して臨みたい。

この試合の写真一覧

画像をクリックして拡大画像をご覧ください。（拡大画像をクリックすると元に戻ります）