早稲田 | 1 | 1 – 0 0 – 0 |
0 | 慶應義塾 |
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(23分)中井 仁美 | 得点 | |||
警告・退場 | (40分) (56分) |
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14 | シュート | 1 | ||
11 | GK | 9 | ||
8 | CK | 1 | ||
11 | 直接FK | 8 | ||
0 | 間接FK | 0 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 1 | 山田 紅葉 |
DF | 2 | 渡部 那月 |
DF | 3 | 奥川 千沙 |
DF | 4 | 三浦 紗津紀 |
DF | 32 | 中田 有紀 |
MF | 6 | 柳澤 紗希 |
MF | 8 | 中井 仁美 |
MF | 10 | 中村 みづき |
FW | 7 | 河野 朱里 |
FW | 9 | 平國 瑞希 |
FW | 22 | 熊谷 汐華 |
POS | NO. | 選手名 |
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DF | 14 | 福井 菜月 |
DF | 15 | 杉森 愛希 |
DF | 29 | 中條 結衣 |
MF | 13 | 三田村 桃子 |
MF | 23 | 安部 由希子 |
MF | 31 | 高瀬 はな |
FW | 24 | 山田 彩未 |
分 | OUT | IN |
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57 | 柳澤 紗希 | 高瀬 はな |
72 | 中村 みづき | 安部 由希子 |
この試合の戦評
2016年度シーズン、最初の公式戦である関東女子サッカーリーグが開幕した。
早稲田ア式蹴球部女子はこれまで7連覇を成し遂げているものの、年々リーグのレベルが上がり、簡単に勝つことが難しくなってきている。そんな中、今年の初戦は何かの縁なのか、宿敵ライバル慶應。今年から1部に昇格した勢いのあるチームである。昨年の早慶サッカー定期戦は引き分けに終わっている分、なんとしても慶應には勝利を収めチームに勢いをもたらしたい。そんな重要な初戦であった。
ア女のボールから始まった前半立ち上がり。早慶共に、強風と大雨というピッチコンディションの悪さに苦しめられる。
しかし、徐々に落ち着きを取り戻し、ペースを握り始めたア女は前半22分、センターバック4三浦からのロングボールに反応したフォワードの7河野が、相手のディフェンスを背負いながらフリーの8中井へパス。ボールを受けた中井はワントラップしてゴールキーパーの頭上を越える技ありループシュートを打ち、待望の先制点。流れを掴んだア女はその後も多くのチャンスを作り出す。左サイドの突破から幾度もチャンスメイクをしていた22熊谷汐が39分、積極的な縦への仕掛けからファールをもらいFKを獲得。MF柳澤が直接ゴールを狙うも惜しくもクロスバーに弾かれる。計8本のシュートを打つも追加点にはならず。
前半を1-0で折り返す。
風上となる後半は前半と戦い方が異なるため、積極的にシュートを打つことを意識して後半に臨んだ。後半立ち上がり、その意識が形となって表れ始める。47分中村ロングシュート、51分河野ターンシュート、53分コーナーキックから三浦のヘディングシュート、56分平國のこぼれ球シュート。怒涛の攻撃を仕掛けるも、相手ゴールキーパーのファインセーブと堅い守備に阻まれ追加点を奪うことができない。
そこで、57分に柳澤から高瀬、72分に中村から安部の交代で、より一層大きな展開を試みる。しかし、相手のブロック守備を崩しきることができない。
一方、ア女が前がかりになった隙を突いた慶應は何度かカウンター攻撃を仕掛ける。ところが今年のア女の守備は一味違う。安定した守備と高い集中力で慶應のシュート数を前後半合わせて1で抑えた。
相手に決定機を作らせることもなく、そのまま試合終了。
強風、大雨の初戦という、きわめて難しい試合展開ではあったものの、一人一人の強い気持ちと王者としての意地を見せつけることによって勝利を掴みとり、2016年度シーズン、好スタートを切った。
今年のスローガンのように、個人としてもチームとしても『挑越』していけるように、まずは来週の筑波戦に向けて良い準備をしていきたい。
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