2015年 第37回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 3回戦 vs日テレ・ベレーザ

この試合の戦評

皇后杯3回戦、相手は今季なでしこリーグ1部で優勝した日テレ・ベレーザ。岩清水梓、阪口夢穂、有吉佐織などの日本代表、また世代別日本代表が揃う強豪クラブである。一昨年の皇后杯で対戦し0-4と完敗した相手でもある。注目の一戦とあって観客の多い中、試合は開始した。

立ち上がり積極的に仕掛けていきたい早稲田だが序盤から攻め込まれる。
前半3分、DFライン背後に抜け出されその折り返しを打たれるもGK正面。早い時間帯での失点は避けたかったが前半7分、相手のカウンターから一本のパスで抜け出され落ち着いて決められ0-1。その5分後の前半12分、自陣右サイドを突破されマイナスの折り返しをダイレクトで合わされ0-2。早い時間帯での立て続けの失点が影響したのか、消極的なプレーが続き防戦一方の状態が続く。前半28分、自陣ペナルティエリア内で相手を倒してしまいPKを与えてしまうが、失敗。前半のうちに何とか1点を返したい早稲田であったが、シュートを打つことも出来ない。すると前半35分、右サイドからクロスを上げられ、失点。0-3。チャンスらしいチャンスを作れず前半終了。

後半、立ち上がりから集中力を切らさない早稲田。前半同様攻め込まれる時間帯が長く続くがゴールを割らせない。しかし、後半20分右サイドをスルーパスで抜け出され失点。後半40分ゴール前での細かいパス回しからドリブルで抜けだされDFが身体を寄せるもシュートを打たれ失点0-5。そしてそのまま試合終了。

完膚無きまでに叩きのめされ”完敗”であった。
試合を終えた選手達の目には涙が浮かんだが、それと同時に日本一のレベルを肌で感じ沢山得るものがあったと口を揃えて言う。
今節の大敗を受け、どう今後に活かしていくか。気持ちを切り替えることはもちろんだが、この敗戦を良い意味で心に留め残り2ヶ月を過ごしていきたい。

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