2015年 第29回関東大学女子サッカーリーグ 1部 第7節 vs関東学園大学

この試合の戦評

関東女子大学リーグ第7節、相手は関東学園大学。今季2戦2勝と相性は良いものの、現在6位とインカレ出場権ギリギリの順位のため死に物狂いで戦ってくることが予想された。

前半1分ロングボールに抜け出した中井からボールを受けた山本が1人を交わしシュートを放つも枠外。出だしからテンポの良いパス回しで主導権を握る早稲田は前半15分、右サイドでパスを受けた正野がカットインし出したスルーパスを中村が抜け出し冷静に流し込み先制。その後もショートパスを多用しゴール前まで迫り続けるものの最後の精度に欠けなかなか追加点を奪えない。前半42分に山本とのワンツーで持ち出した高木がミドルシュートを打つも枠外。1-0で前半を折り返す。

ハーフタイム、福島監督から「ゴール前での怖さをもっと出そう。泥臭く点を取りに行こう」と気合いを入れ直されメンバー交代無しで後半に挑んだ。
しかし、早稲田は後半の入りが悪く消極的なプレーから押し込まれる時間が続く。後半13分、中井が裏に抜け出しシュートを放つも惜しくも枠外。後半14分、左サイド川原に代わり熊谷汐華を投入し流れを変えにかかる。その後は前半と異なる縦に速い、大きなサッカーを展開する早稲田。徐々に前線とDFラインの距離が開き相手のカウンターを受けやすい時間帯が続く。リズムを変えたい早稲田は後半26分、高い位置でパスを受けた右サイドバックの渡部が中に切れ込みシュート。枠をとらえることは出来なかったが思い切りのあるプレーで反撃に出る。
後半28分正野に代え河野、32分三浦に代え堀口とフレッシュな選手を投入し試合を決めにかかる。その後は互いにロングボールを起用した攻防が続き両者得点のないまま試合終了。

無失点勝利で終えたことは評価に値するものの、攻撃ではゴールへの怖さ・攻めきること、守備では戻りの速さ・カウンターへの対応などまだまだ課題点がある。
残り2節、いよいよシーズンも終盤に差し掛かかり早稲田の目標とする「日本一」をかけた大会が始まる。1戦、1戦を噛み締め、悔い無く闘い続けること、それが必ず結果に繋がると信じて取り組んでいきたい。

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