2015年 第29回関東大学女子サッカーリーグ 1部 第5節 vs国士舘大学

この試合の戦評

全9試合を戦う関カレは、今日が折り返しの第5節。相手は昨年のインカレでPKの末敗北した国士舘大学。インカレでの”借り”を返すためにも、先週の悪い流れを払拭するためにも気持ちで勝ちに行く1戦であった。

試合は早くも序盤から動く。前半5分、右サイドで高木→松川と抜け出しクロスをあげると中にいる河野が潰れ最後は正野がボレーで合わせ先制。その後も序盤から気持ちの入ったプレーが続く。前半12分、松川のCKを河野が頭で合わせるも枠外。前半17分には熊谷の落としを受けた高木がミドルシュートを放つがGKに阻まれる。追加点を奪うのも時間の問題かと思われた出だしであったが、早稲田のペースに徐々に順応してきた相手の反撃を受ける。前半27分、早稲田DFがルーズボールを処理しきれず相手FWにループシュートを放たれるものの、ゴールラインぎりぎりでGK山田が弾く。その後、ボール保持は出来るものの、相手DFの空中戦の強さに攻撃が跳ね返されなかなか決定機を作れない。そのまま追加点を奪えず1-0で前半終了。

物足りなさの感じた前半だったが、後半に怒涛のゴールラッシュが続く。
後半2分、ペナルティ付近でこぼれ球を拾った熊谷汐華がシュートを放つも惜しくもバーに弾かれる。攻める姿勢を止めない早稲田は後半8分、正野のCKに松川が飛び込んで合わせ追加点。前半同様早い時間帯での得点にチームが波に乗り始めるかと思った追加点から3分後、自陣ゴール前での混戦で三浦が相手ともつれ倒してしまいPKを与え失点。1度失点を食らうとペースが乱れてしまいがちな早稲田であったが今日の早稲田は一味違った。
後半16分、右サイドでの松原のFKを松川が右足で合わせ3-1。後半18分には熊谷→山本に交代しさらに得点を奪いにかかる。すると後半21分高木のパスで抜け出した山本がペナルティエリア付近でFKを獲得し、自ら決め4-1。
さらに5分後の後半26分、右サイドで中村からのパスを受けた河野が落ち着いて流し込み5-1。後半34分にはCKを1度跳ね返されるものの、左サイドの山本の突破からのクロスを三浦が合わせ6-1。18分間で4得点を奪い大量得点で試合を決めた。

今節の勝利で2位に浮上した早稲田だが、日体大との勝ち点差は変わらず4のままである。今節は大量得点で勝利したものの、2位という現在の立ち位置を忘れてはいけない。僅かな自力優勝の可能性を信じ残りの4試合を全勝するためにももっとチームとして向上していく必要がある。チームと向き合い、自身と向き合うことでチームの可能性はどこまででも広がると信じ取り組んでいきたい。

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