2015年 第29回関東大学女子サッカーリーグ 1部 第4節 vs筑波大学

この試合の戦評

皇后杯関東予選優勝から中4日、関東女子大学リーグが再開した。今節までの成績は、2勝1分で暫定4位と出遅れた感は否めないものの2、3位とは勝ち点は同じであり得失点差での差であることから十分差を縮められる位置にいる。
相手は同じ関東リーグに所属し、今季は早稲田が2勝し勝ち越している筑波大学。堅守速攻が持ち味であり毎試合苦戦している相手である。

前半3分、左サイドの川原が個人技でシュートまで持ち込むものの惜しくも枠外。
前半7分、相手の右サイドからクロスを上げられるものの松川が身体を張って防ぐ。
前半から一進一退の攻防が続くが、今ひとつ早稲田に勢いがない。対する筑波大学はロングキックで前線のスピードを活かす攻撃を幾度となく仕掛けてくる。
前半21分、松原からのロングボール抜け出した川原がGKをかわしシュートを放つも相手ブロックに弾かれる。このプレーで得たCKから最後は正野がシュートを放つも枠を捉えきれない。
前半25分、最大のピンチが訪れる。ディフェンスラインの間にスルーパスを出されGKとの1対1を作られるもののGK山田のファインセーブ。徐々に相手の勢いが増してきたのに対しなかなか早稲田は攻撃の形が作れない。前半30分には左サイドを突破され低くて速いクロスを上げられるもののDF陣が身体を張ってゴールを割らせない。
その後互いに決定機を作れず前半終了。

ハーフタイム「全く面白くない試合」と福島監督からのゲキが飛び、球際、タッチ数、展開とやるべき事の再確認をして後半に臨んだ。
前半の悪い流れを変えたい早稲田は後半15分、山本からのスルーパスに抜け出した中村がPA内に侵入しシュートを放つもGKに阻まれる。その後は左サイドの熊谷汐華を起点としゴールに向かうもののチャンスらしいチャンスを作れない。
「攻守共に何か歯車が合わない」そんな状態が続き試合終了。痛い引き分けとなった。

今節の結果により2勝2分となり、首位の日本体育大学との勝ち点の差は4まで広がり自力優勝の可能性が低くなってしまった。
皇后杯予選優勝の勢いを今節に繋げられなかったことは非常に勿体無いが、次節の勝利に向け取り組んでいくしか道は無い。
真価の問われるこの状況を部員1人1人が認識し、戦い続けたい。

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