2015年 第29回関東大学女子サッカーリーグ 1部 第3節 vs神奈川大学

この試合の戦評

関東大学女子サッカーリーグ（通称：関カレ）第3節の相手は神奈川大学。早稲田と同じく2連勝であるものの、得失点差で早稲田を上回り今最も勢いのあるチームである。
早稲田のスターティングメンバーは前節と同様だが、フォーメーションを変更し試合に臨んだ。

そんな早稲田は連戦の疲労からか、出足が重く前半序盤から劣勢を強いられる。細かくパスを回し、前線のスピードのあるFWにボールを運ぶ相手に対して受け身の時間帯が続く。前半10分ペナルティ付近で抜け出されシュートを打たれるものの枠外。その後も相手の前線にボールを集められるが、DF陣のラインコントロールで幾度もオフサイドを取りにかかり決定機を作らせない。
前半20分、左サイドを崩し中央の正野へと繋ぎ最後は河野がシュートを打つものの相手ディフェンスに阻まれる。対して前半33分には相手FWが抜け出し、マイナスのクロスをミドルレンジから打たれるものの枠外。互いにシュートチャンスは作り出すものの枠に飛ばす事が出来ず前半終了。

ハーフタイムには川原から熊谷汐華とメンバーを変更し、フォーメーションも従来の形に戻し点を奪いにかかる。
しかし後半7分DFラインからのバックパスを受けたGK河邊が痛恨のトラップミスをし、そのまま相手FWに奪われ無人のゴールに流し込まれ失点。点を奪えたことで相手の勢いは増し、攻め込まれる時間帯が続くが後半15分高木に変え三田村、後半25分中村から山本とメンバー交代をした早稲田の采配が的中する。
後半32分センターライン付近からの三田村のFKを山本がヘディングで合わせ同点。1-1となると両チーム共に点を奪いに縦への速さが増すがなかなかシュートまで持ち込めない。
終了間際、ロングボールで抜け出され相手にシュートを打たれるもののクロスバーを叩き失点には至らず。勝ち点1を分け合う結果となった。

今節の引き分けにより2勝1分の早稲田は得失点差で4位に位置付けた。残り6試合とまだ試合は続くものの、王座奪還をするにはここから先1つの試合も落とせない。自力優勝を達成するには引き分けも許されない。中3日での3試合が終わり、来週には皇后杯予選が始まる。メンタル、コンディション共に整え関カレ、皇后杯予選共に良い結果で終えるためにもチームとして準備していきたい。

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