早稲田 | 0 | 0 – 0 0 – 0 5 PK 4 |
0 | 帝京平成 |
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得点 | ||||
警告・退場 | ||||
9 | シュート | 5 | ||
13 | GK | 9 | ||
6 | CK | 1 | ||
8 | 直接FK | 1 | ||
0 | 間接FK | 0 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 1 | 石田 心菜 |
DF | 3 | 杉山 遥菜 |
DF | 5 | 田頭 花菜 |
DF | 30 | 吉田 玲音 |
MF | 7 | 﨑岡 由真 |
MF | 8 | 白井 美羽 |
MF | 10 | 築地 育 |
MF | 11 | 宗形 みなみ |
MF | 14 | 大山 愛笑 |
MF | 24 | 三宅 万尋 |
FW | 9 | 生田 七彩 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 16 | 丸山 翔子 |
DF | 4 | 小林 舞美 |
DF | 6 | 木南 花菜 |
DF | 28 | 佐溝 愛唯 |
MF | 2 | 新井 みゆき |
MF | 25 | 佐藤 美海 |
MF | 27 | 福岡 結 |
FW | 15 | 千葉 梨々花 |
FW | 26 | 米村 歩夏 |
分 | OUT | IN |
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58 | 生田 七彩 | 佐溝 愛唯 |
66 | 白井 美羽 | 佐藤 美海 |
81 | 﨑岡 由真 | 千葉 梨々花 |
この試合の戦評
第33回全日本大学女子サッカー選手権大会準々決勝がヤンマースタジアム長居で行われた。対する相手は帝京平成大学。関カレ後期1-3の屈辱を味わった宿敵である。“攻守の切り替え”“連動した守備”今シーズンを通して、ア女の強みとして磨いてきたものを出す。私たちはまだまだ成長できる。怖くて、強い、ア女。それを体現しようと“全員が”闘志を燃やし試合に臨んだ。
前半は相手ボールでキックオフ。開始直後は、相手の勢いに押し込まれる場面もあったが集中した守備で決定機は作らせない。そこから徐々にア女が主導権を握る。14分、細かくボールを繋ぎ前進するとピッチ中央でボールを受けた10築地から右サイドの24三宅へロングボールが入る。ファーストタッチで相手を抜き去り速いクロスがゴール前へ入れられ、9生田が飛び込むが惜しくも触ることができない。16分には、9生田の献身的な守備から相手GKを引き出しクリアミスを誘う。こぼれに反応した14大山がロングシュートを放つが惜しくも枠をとらえられない。ペースを握るもののゴールネットを揺らすことができず、0-0で前半を終える。
後半も最終ラインでボールを動かし、ア女のペースで試合を進める。55分、テンポの良い崩しから一度は失ったボールを11宗形が回収し、9生田へスルーパスが出されるが相手GKに阻まれる。58分、9生田→28佐溝、66分、8白井→25佐藤の交代を行う。68分、25佐藤がスペースでボールを受け前進。アーリークロスを11宗形がスルーすると、逆サイド28佐溝にフリーでボールが渡る。放たれたシュートは相手DFの体にあたり、待望の得点とはならない。81分、7﨑岡→15千葉の交代を行う。試合終盤は、相手の勢いに押される場面もあったが、5田頭の落ち着いたボール処理と3杉山の徹底したカバーを中心にゴールを守り切る。90分では決着がつかず0-0のまま後半終了。
勝負の帰趨はPK戦に委ねられた。ア女は後攻となる。相手の4人目のシュートを1石田が見事セーブする。ア女は5人全員が決め切り、勝利を掴み取った。
得点を奪うことはできなかったが、パスを繋ぎ相手ゴールを脅かす。素早い切り替えから、相手の攻撃の芽を摘む。そんなア女らしさが要所に見られた。“全員が”ア女のために闘い抜いたこの試合は、一進一退とも思えた今シーズンのなかで、それでも私たちが熱く泥臭く積み上げてきたことを象徴する一戦だった。しかし、ア女の目指す場所はここではない。東伏見で共に闘ってくれた仲間と共に、西が丘へ行ける喜びを噛み締めながらも、昨年目の前で逃した“頂”の景色へ向けて私たちは翼を大きく広げた。『翔頂』となろう。
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