JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第19節 vs慶應義塾大学

この試合の戦評

前節、拓殖大に勝利し、4連勝と勢いに乗っている早稲田。今節の相手は宿敵慶應大。首位の慶應に何としても勝利し、勝ち点3を掴み取りたい。

開始早々は拮抗した展開になる。前半6分、コーナーキックのこぼれ球に反応した11本保がペナルティエリア付近から右足でシュートを放つも、ボールはゴール上に外れる。前半11分、ゴール右前でボールを拾った11本保がシュートを放つもボールは惜しくもポストに当たる。前半19分、ペナルティエリア左側でボールを拾った5石川がドリブルで突破し、シュートを放つも惜しくも枠を捉えられない。前半24分、28柏木が相手の隙を打つミドルシュートを放つも、ゴール右上に外れる。前半33分、ペナルティエリア付近の相手の直接フリーキックを1ヒルが片手で弾き、ゴールを許さない。前半47分、28柏木のフリーキックから15松尾が頭で合わせるもボールはゴール右に外れる。

前半の立ち上がりは相手にボールを保持される時間が多かったものの隙を見せない守備でゴールを許さず、早稲田はサイドからの攻撃でチャンスを作った。後半は勝利するためにも交代選手を上手く使い、先制点を奪いたい。

後半立ち上がりは早稲田が攻めに出る。後半2分、6谷村がアバウトなボールをゴール前に入れるとそれに反応した15松尾が相手2人に囲まれながらも左足でシュートを打ち、待望の先制点を奪う。後半11分、スルーパスから抜け出した11本保がキーパーを交わしゴールに流し込むも、オフサイドの判定で追加点とはならない。しかし後半17分、相手の右サイドのフリーキックをニアで頭で合わせられ、失点を許してしまう。後半19分、28柏木のスルーパスから抜け出した15松尾がカットインから右足を振り抜くもキーパー正面へ。追加点を取りたい早稲田は、18鈴木と23瀧澤暖を投入し、4神橋を前線に置く。すると終了間際、1ヒルのゴールキックから4神橋が競り合い、23瀧澤暖が抜け出すも相手にファールで止められ、得点には繋がらない。その後も、早稲田は4神橋にロングボールを集め、パワープレーでゴールに迫るも得点を奪えず、そのまま1-1の引き分けで試合終了。

後半開始早々に先制したものの、追加点を奪えず、セットプレーで失点し引き分けに終わった早稲田。連勝記録は4で止まってしまったが首位相手に勝ち点1を掴み取った。残りの3試合に必ず勝利し、1部昇格の切符を掴み取りたい。

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