JR東日本カップ2024 第98回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第18節 vs拓殖大学

この試合の戦評

日体大、神奈川大戦と共に快勝することができた早稲田。日頃の練習からゴール前での強度を意識しており、得点力だけでなく守備力も向上している。今節も勝利して、関東1部昇格へ弾みをつけたい。

前半5分、拓殖大の攻撃に苦しめられるが、早稲田4神橋を中心にシュートを打たせない。前半9分、コーナーキックのこぼれを拾った17光田が6谷村に落とし、シュートを放つが枠を外れる。前半16分、11本保がドリブルで中央を突破しシュートを放ち、そのこぼれ球を15松尾がシュートするがバーの上を超えてしまう。前半30分、28柏木のフリーキックから9駒沢が折り返し、そのパスを4神橋がゴールへ流し込み待望の先制点をあげる。前半45分、28柏木からのスルーパスを受けた15松尾がクロスを上げるが、得点には繋がらない。

前半は早稲田28柏木と6谷村を中心に攻撃のリズムを作り、4神橋と3増田を中心に拓殖大の猛攻を防いだ。苦しい時間が続くことが多かった早稲田だが、ゴール前での守備力を発揮し、拓殖大に得点を許さなかった。前半は1-0で折り返すことができたため、後半も試合を有利に進め、追加点を取り拓殖大陣地でプレーする時間を増やしたい。

後半1分、立ち上がり早々、早稲田3増田のクリアに反応した9駒沢がエリア内に侵入するが、得点することができない。後半7分、28柏木のスルーパスに抜け出した9駒沢が相手GKと1対1の局面を作るが、惜しくもシュートは阻まれる。後半16分、17光田がドリブルで拓殖大DFを交わし、2佐々木へスルーパス。スルーパスを受けた2佐々木がクロスを上げるがキーパーに弾かれ、得点を奪うことができない。後半41分、拓殖大のフリーキックから失点してしまい、1-1の引き分けに持ち込まれる。しかし直後の後半42分、5石川のクロスを9駒沢が逸らし、12西がヘディングでゴールへ流し込み劇的な勝ち越しゴールを決める。後半45分、17光田のスルーパスを受けた28柏木がクロスを上げるが、9駒沢のシュートは相手DFに阻まれる。

拓殖大の猛攻に苦しめられた早稲田だが、ゴール前での身体を張った守備によって失点を1で抑えることができた。また、苦しい時間帯でも攻撃の意識を緩めなかったことで2得点を取ることができた。この良い流れを次節へ持ち越し、5連勝を掴みたい。

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