2024年 第48回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 1回戦 vs IPU・環太平洋大学

この試合の戦評

4-0で快勝を納めた早慶戦から10日が経ち、勢いに乗った状態で迎えた総理大臣杯。この期間も休むことなく、さらにチームとしての力を磨いた早稲田。初戦の相手はIPU・環太平洋大学。必ず勝利し、優勝に向けて弾みをつけたい。

前半は、早稲田が果敢に相手ゴールに迫るも、なかなか得点に至らない。攻撃を続ける中、前半18分、早稲田14森田のポストプレーを受けた10山市が、ボールを持ち運び、ペナルティーライン付近からシュートを放つ。ボールは、キーパーの頭上を通過し、ゴールに突き刺さる。前半32分には、14森田がカットしたボールを9駒沢が再び14森田に戻す。14森田がそのボールをペナルティーエリア付近まで運び、左サイドに走り込んでいた、8東に出す。8東は、ワンタッチで落ち着いてボールをコントロール。ツータッチ目で、キーパーのブロックを掻い潜り、ゴールを奪う。そのまま2-0で前半終了。

前半を2-0で折り返すことが出来たが、油断はできないスコア。守勢に回るのではなく、3点目、4点目と追加点を狙っていきたい。

後半も早稲田は攻めの姿勢を崩さない。後半6分、こぼれ球を拾った早稲田9駒沢のパスを受けた12西が冷静にゴール右隅に流し込み3点目を決めると、後半24分にまたしても12西が右からのクロスのこぼれ球を左足一閃。リードを4点に広げる。後半32分、後半途中から投入された2人が魅せる。5石川の右からのクロスを15松尾がスライディングで合わせ5点目。守備陣も相手の攻撃をシャットアウトし見事なクリーンシートを達成。5-0で勝利を収めた。

総理大臣杯1回戦という決して簡単では無いゲームを見事勝利してみせた早稲田。次は中1日で宿敵、慶應義塾大学と対戦する。国立のピッチでみせた早稲田の意地とプライドを全国の舞台でも発揮して、なんとしてでも勝利を掴み取りたい。

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