2024年 第30回関東女子サッカーリーグ 第6節 vs VONDS市原FCレディース

この試合の戦評

関東女子サッカーリーグ前期第6節が、ホーム東伏見グラウンドで行われた。対する相手はVONDS市原FCレディース。現在リーグ1位の相手に、怯むことなくア女のサッカーを体現すべく、試合に臨んだ。

前半は、ア女ボールでキックオフ。序盤から相手の激しい攻撃が続くも、全員で堅い守備をみせ、ゴールを割らせないア女。12分には、自陣でボールを奪われピンチを作り出してしまうも、16丸山のナイスセーブによりピンチを脱する。13分、24三宅のサイド突破からのクロスで相手ゴールを脅かすも、32河合のシュートは惜しくも枠を捉えることができない。一進一退の攻防が続く中、ア女は懸命な守備からチャンスを作り出す。30分、33望月のボール奪取からシュートチャンスを生み出すも、シュートを打ち切ることはできない。34分、自陣右サイドを突破されゴール前へとクロスを上げられるが、16丸山の冷静な対応によりピンチを凌ぐ。押し込まれる展開が多かったものの、集中した守備でゴールを守り切り、前半終了。この守備を継続しつつ、後半はチャンスを得点へと繋げたい。

後半立ち上がりから集中し得点を奪いに行きたいア女だが、48分、相手にCKを与えてしまう。しかし、17淀川を中心に体を張った守備でゴールを守る。すると54分、相手のスローインからフリーで上げられたクロスを押し込まれ、失点。ついに均衡が破られてしまう。相手は攻撃の手を緩めない。60分、中盤で人数をかけたテンポの良い攻撃を仕掛けられ、ゴール前でシュートを打たれ失点。0-2となる。62分、22川本→27福岡の交代を行う。65分、右サイドに抜け出した33望月からのクロスボールを、32河合が落ち着いて流し込み、得点。スコアを1-2としたア女は、このまま反撃を試みる。しかし70分、相手のクロスボールを上手く処理することができず失点し、1-3となる。直後の71分に、7﨑岡→9生田、85分には、26米村→20阪本の交代を行う。ゴールを獲りに行きたいア女だが、87分、相手にFKを与えてしまう。放たれたボールを先に触られ、失点。1-4となる。最後まで諦めずにゴールを目指し戦ったものの、そのまま試合終了となった。

3連敗中の関東リーグ。リーグ1位の相手に対して勝ち点3を取るべく、全員が勝利にこだわり最後まで戦い抜いた。しかしその気持ちやプレーが、成果と結果になかなか結びつかなかった。ア女が4本、相手が6本と大差のないシュート数に、ゴール前の勝負強さの差を突きつけられた。勝つためには何が必要か。下を向くことなく「全員が」自分自身とチームと向き合い、考え、実践していきたい。

この試合の写真一覧

画像をクリックして拡大画像をご覧ください。（拡大画像をクリックすると元に戻ります）