JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第16節 vs産業能率大学

この試合の戦評

前節、関東大学サッカーリーグ2部首位を走る立正大学に1-1で試合を終えた早稲田。前半は相手にペースを握られ、先制点を取られたものの後半は交代選手を中心にペースを取り戻しなんとか勝ち点1をとり、次に繋げた。今節の相手は勝ち点22で並ぶ産業能率大学。昇格のためにこの試合に必ず勝利し、昇格争いに食い込んでいきたい。

前半立ち上がりから、14山市を中心に集中したプレーで産能大を圧倒する。その後はしばらく拮抗した展開になるが、両チーム集中したプレーで決定機を作らせない。そんな中均衡を破ったのは早稲田。前半19分、2森が産能大の右サイドを突破し、ゴール前で相手DFを背負った9奥田にパス。ボールを受けた9奥田は華麗な反転からシュートをゴール右隅に沈めて先制に成功する。その後は産能大に押し込まれる時間が続くも、25増田を中心に集中した守備で得点を許さない。しかし、前半44分ビルドアップのミスから産能大に失点を許し、そのまま1-1で前半終了。

前半開始早々から勢いのあるプレーで圧倒し、先制に成功し、終始集中力の高いプレーを見せた早稲田。しかし、前半終了間際に失点を許してしまった。後半は交代選手を中心に盛り返し、必ず勝利を掴みたい。

後半開始直後から早稲田はアグレッシブなプレーでペースを掴む。後半8分、14山市のパスを11小松がスルー、背後でフリーになっていた10植村がしっかりと決め追加点を奪う。その直後の後半10分、14山市が抜け出し、絶妙なスルーパスを受けた11小松がキーパーとの1対1を冷静に流し込みリードを2点差に広げる。その後も早稲田DF陣の安定感のあるプレーと、9奥田のポストプレーも光り、ペースを握り続けた。交代選手も躍動感のあるプレーでさらにチームを勢い付ける。後半44分には、途中交代で投入された20森山がセカンドボールを拾い、巧みなコントロールでシュートをゴールに突き刺す。その後も6平松の闘志溢れるプレーを中心に早稲田は最後まで隙を見せず、4-1で試合終了。

勢いのあるプレーで産能大を圧倒した早稲田。交代選手の活躍もあり、選手層の厚さを示すことができた。次節は前期に2-4で敗戦を喫した首位・駒澤大学。目標である1部昇格に向けて、今節出た課題に向き合い、必ず白星を掴み取りたい。

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