JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第15節 vs立正大学

この試合の戦評

1ヶ月半の中断期間を終え、関東リーグ戦再開を迎えた。今節の相手は、前期に2-4で完敗を喫し、関東2部リーグ1位に位置する立正大。総理大臣杯2回戦で関学大に破れ、日本一のタイトル獲得は叶わなかったが、何としても勝ち点3を掴み、関東1部リーグ昇格に向けて弾みをつけたい。

立ち上がりから、攻め込まれる展開が続く。前半4分、右サイドから上がったクロスに立正大8が合わせてシュートを放つが、25増田が足に当て、枠を外れる。しかし前半6分、立正大7が左サイドから放ったドライブシュートがゴールに吸い込まれ、先制を許す。その後はボールを保持するものの、攻撃を上手く展開することができず、大きなチャンスを作ることはできないまま時間が経過する。迎えた前半24分、相手のFKに抜け出した立正大28がワンタッチでシュートを放つが、1ヒルのスーパーセーブで追加点を許さない。その後も大きな見せ場を作ることはできず、0-1で前半終了。

立ち上がりで先制を許し、厳しい戦いを強いられることになってしまった早稲田。サイドにボールを集め攻撃を試みるも、大きなチャンスを作ることはできなかった。後半は交代カードを有効に使い、果敢にゴールを目指していきたい。

後半は立ち上がりからボールを保持し、攻め込む展開が続き、11小松を起点に相手ゴールに迫るシーンを多く見せる。後半11分、ゴール前の混戦から11小松がシュートを放つが、相手GKに阻まれる。後半17分、7安斎が起点となりPA内に侵入。こぼれ球が18駒沢に転がりシュートを放つも、枠を捉えることはできない。両者譲らず、一進一退の攻防が続くが、スコアは動かず時間が経過する。そして後半32分、2森のFKに合わせた3中谷が待望のゴールを挙げ、同点に追いつく。その後も早稲田の攻撃は勢いに乗る。後半36分、ゴール前でのパスワークから8福井がシュートを放つが、枠を捉えることはできない。後半38分、右サイドからのクロスを中央で待ち受けていた18駒沢がオーバーヘッドで合わせるが、ポストを叩いて枠を外れる。しかし後半44分、CKからカウンター攻撃を受け、数的優位を作られるが体を張った守備で追加点を許さない。その後も果敢にゴールを目指すが、追加点を奪うことはできず、1-1で試合終了。

先制を許し、押し込まれる展開が続いた前半に対して、攻撃的なサッカーをすることができた後半。しかし、逆転には及ばなかった。1週間で今節の課題を克服し、着実に勝ち点を積み上げて1つでも順位を上げていきたい。

この試合の写真一覧

画像をクリックして拡大画像をご覧ください。（拡大画像をクリックすると元に戻ります）