2023年 第37回関東大学女子サッカーリーグ 第17節 vs筑波⼤学

この試合の戦評

秋の訪れを感じる程の涼しい気候の中、3週間ぶりに関東大学女子サッカーリーグ後期第6節がアウェーで行われた。対する相手は筑波大学。皇后杯関東予選以降の練習、練習試合で積み上げたものを全員で発揮して、これから続いていく試合に勢いをつける一戦になるよう、試合に挑んだ。

前半は、ア女ボールでキックオフ。開始早々試合は動く。4分、28﨑岡のパスを受けた11宗形がペナルティーエリア内で積極的な仕掛けを見せPKを獲得。そのPKを11宗形が冷静に決め先制。1-0とする。だがその直後の7分、11宗形が負傷し、27新井との交代を行う。20分、9三谷と2夏目の崩しから9三谷がダイレクトでシュートを放つもゴール右に逸れる。このシュートで勢いに乗ったア女は相手ゴールに迫る。28分、6浦部のクロスを8白井が合わせるも相手に当たりCKを獲得。7笠原のボールは惜しくも相手DFに弾かれる。39分、相手にCKを与えてしまい、中で合わせられるも、ボールはゴール上に外れピンチを逃れる。その後は、5田頭、25杉山を中心とした守備で相手にチャンスを与えない。45+1分、7笠原が蹴ったFKがクロスバーを直撃。こぼれ球に反応した10築地がダイナミックに流し込み追加点。2-0とする。そのまま前半終了。

HTには、ゴール前での攻撃の修正を行い、前半よりも勢いを持ってくる相手に勢い負けしないように追加点を奪おうと後半に臨んだ。

後半は、相手ボールでキックオフ。49分、相手にロングシュートを打たれるも1石田がキャッチし、ピンチには至らない。60分、9三谷と6浦部の崩しからクロスを上げ中で混戦となるが、ゴールを決めることは出来ない。62分、28﨑岡→26千葉の交代を行う。後半も攻撃の手を緩めることのないア女。ここで、追加点が生まれる。67分、6浦部のパスを受けた9三谷が見事なターンからシュートを放ち、一度は相手GKに弾かれるが、こぼれ球に反応した26千葉が冷静に押し込み3-0とする。直後の68分、26千葉のパスを受けた27新井の豪快なミドルシュートがゴールに吸い込まれ4-0とする。77分、9三谷→29川本、8白井→30大山の交代を行う。80分、10築地のスルーパスを受けた6浦部がファーストタッチで相手を交わし、シュートを放つが惜しくも相手GKに弾かれる。その後は両者譲らない攻防が続き、試合終了間際には相手の勢いのある攻撃が続くが、全員の集中した守備で守りきり4-0で試合終了。

開始早々に先制点を奪う事ができ、相手に攻撃の隙を与える事なく4点を奪い、無失点勝利を掴むことができた。試合に出ている選手だけではなく、チーム全員で戦い抜き、次節以降の試合に勢いをもたらすことのできた一戦だった。次節は、前期2-0で勝利した日本大学戦。この結果で満足せず、まだまだこのチームは強くなれる。今まで以上にチーム全員で要求し合い、今節の勢いを止める事なく次の試合も全員で戦っていきたい。

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