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2023年 第45回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 関東地区予選 準々決勝 vs十文字高等学校

2023年9月9日(土) 11:00キックオフ @東総運動場陸上競技場 vs十文字高等学校
早稲田 0 0 – 1
0 – 2
3 十文字高校
  得点 (15分)
(44分)
(55分)
  警告・退場  
6 シュート 16
12 GK 5
2 CK 7
17 直接FK 4
4 間接FK 2
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 21 田村 亜沙美
DF 2 夏目 歩実
DF 4 堀内 璃子
DF 5 田頭 花菜
DF 6 浦部 美月
MF 7 笠原 綺乃
MF 8 白井 美羽
MF 9 三谷 和華奈
MF 10 築地 育
MF 11 宗形 みなみ
FW 28 崎岡 由真
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 石田 心菜
DF 15 小林 舞美
DF 25 杉山 遥菜
MF 27 新井 みゆき
MF 29 川本 美羽
FW 18 栗田 彩令
FW 26 千葉 梨々花
選手交代
OUT IN
40 三谷 和華奈 千葉 梨々花
48 宗形 みなみ 新井 みゆき
68 崎岡 由真 栗田 彩令

この試合の戦評

明け方まで続いた台風の影響により、高い湿度と強風の中行われた皇后杯関東予選準々決勝。対する相手は十文字高等学校。勝てば本戦出場が確定する大切な一戦。今まで積み上げてきたものを最大限発揮すべく、チーム一丸となり挑んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。4分、8白井のキープが相手のファールを誘い良い位置でFKを獲得。11宗形が直接狙うも惜しくもゴール上。15分、自陣右サイドから相手に攻め込まれシュートを放たれる。一度はポストに救われたものの、跳ね返ったボールが相手に渡り、失点。先制点を奪い、勢いに乗る相手に対し、DFラインの選手を中心に守備を固める。25分、6浦部と10築地のコンビネーションからリズムを作り、9三谷へラストパスを狙うが、惜しくも相手GKに阻まれる。続く28分、相手ゴールキックに対し前線から激しくプレスをかけ、ボールを奪取。7笠原が持ち込みシュートを放つもゴールとはならない。前半のうちに追いつきたいア女は果敢に相手陣内に侵入する。32分、スピードに乗った4堀内のドリブルから左サイドでFKを獲得。放たれたボールは相手に弾かれたものの、こぼれ球をア女が先に拾い、サイドから反撃を仕掛けるも得点には至らない。35分、自陣左サイドを突破され、相手の鋭いドリブルからシュートを放たれる。このボールはゴールを越え、失点は免れた。そのまま0-1で前半終了。

HTには、セカンドボールを拾うこと、 個々の戦いや球際など一つ一つの場面できちんと勝ち切ることなど、自分たちのサッカーを体現するために必要となる基本的な部分を再度確認した。また、9三谷→26千葉の交代を行う。

後半はア女ボールでキックオフ。後半開始早々、自陣でボールを奪われ、ゴール付近までボールを運ばれるが、21田村の冷静な対応により難を逃れる。続く44分、相手にCKを与える。放たれたボールは頭上を越え、ファーで構える相手の元へ渡り失点。まず一点を返したいア女は47分、6浦部が右サイドを駆け上がり相手陣内にボールを運ぶ。ここは相手の粘り強い守備によりシュートを阻まれる。48分、11宗形→27新井の交代を行う。50分、右サイドでFKのチャンスを獲得。中で合わせきれなかったものの、こぼれ球に4堀内が素早く反応し、二次攻撃を試みる。55分、自陣でボールを失い、相手にリズムを作られ再び失点。0-3とさらに相手にリードを許す展開となる。58分、ビルドアップのボールを奪われ、相手に強烈なシュートを放たれる。クロスバーに救われ、事なきを得たものの、失点の焦りからか、自陣でのミスが増え、落ち着かない時間帯が続く。61分、10築地のスルーパスを受けた26千葉が自ら運び、シュートを放つも、相手DFに阻まれ、ネットを揺らすことができない。このプレーによりCKを獲得するも、合わせることができない。飲水を挟み、味方同士で意見をすり合わせる。65分、28﨑岡がゴール前でチャンスを演出。放ったシュートは惜しくも相手GKに阻まれたが、徐々に攻撃のペースを掴むア女。66分、相手にCK のチャンスを与えたものの、21田村のセーブにより守り切る。その後も、21田村を中心とした固い守備で相手の攻撃の芽を摘む。68分、28﨑岡→18栗田の交代を行う。72分、サイドチェンジから流れを作り、そのボールを受けた27新井がサイドを崩し、クロスを上げるも中の選手と合わず得点には至らない。ボールを保持し、ア女が攻め込む時間が増えてきたものの、決定的な場面を生み出すことができない。80+1分、ビルドアップのボールを奪われ、シュートを打たれる。ポストに当たり、跳ね返ったボールにすかさず反応した相手が再びシュートを放つが、4堀内の懸命なブロックにより、追加点を許さない。反撃を試みるも、得点までは至らず0-3のまま試合終了。

連戦という厳しいスケジュールの中、挑んだ一戦。ここで試されるのはどれだけチームのために闘えるか、どれだけ目標に対し貪欲になれるかということ。チーム力を生かし、今まで積み上げてきたものを存分に発揮することでア女の強さが体現される。下を向いている暇はない。明日も試合があるということをポジティブに捉え、本戦出場の切符を掴むために今一度気を引き締めて、全員で戦っていきたい。

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