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2023年 第22回早慶女子サッカー定期戦

2023年7月7日(金) 15:30キックオフ @味の素フィールド西が丘 vs慶應義塾大学
早稲田 2 1 – 0
1 – 1
1 慶應義塾
(43分)白井 美羽
(59分)築地 育
得点 (53分)
  警告・退場 (66分)
11 シュート 3
1 GK 19
7 CK 1
4 直接FK 3
0 間接FK 2
1 PK 1
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 石田 心菜
DF 2 杉山 遥菜
DF 3 後藤 若葉
DF 4 堀内 璃子
DF 6 浦部 美月
MF 7 笠原 綺乃
MF 8 白井 美羽
MF 9 三谷 和華奈
MF 10 築地 育
MF 11 宗形 みなみ
FW 18 千葉 梨々花
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 田村 亜沙美
DF 5 田頭 花菜
DF 12 藤田 智里
DF 15 小林 舞美
MF 13 木南 花菜
MF 14 新井 みゆき
MF 17 川本 美羽
FW 19 崎岡 由真
FW 20 栗田 彩令
選手交代
OUT IN
45 千葉 梨々花 崎岡 由真
90+2 三谷 和華奈 藤田 智里

この試合の戦評

最高気温34℃を記録し、夏の始まりを感じさせる気候の中、2023早慶クラシコpresented byアミノバイタル®第22回早慶女子サッカー定期戦が味の素フィールド西が丘で開催された。今年は4年ぶりの男女共同開催。会場も熱気で溢れかえり早慶両校のボルテージも上がっていく。暑さに負けないくらいの熱い気持ちをもち、宿敵慶應義塾大学との戦いが幕を開けた。

前半は、慶應ボールでキックオフ。開始早々、2杉山、8白井、9三谷で左サイドを崩し18千葉がゴール前まで侵入するもののパスが合わず。前半4分、相手FWの抜け出しからシュートを打たれるが6浦部、4堀内の対応により決定機にはさせない。その後、ア女がボールを持つ時間が続く。7分には左サイドから展開されてきたボールが2杉山へ。ミドルシュートを狙うもゴールから大きく外れる。15分、左サイドから中央にいる10築地へパスが渡る。鋭い切り返しから、ゴール左上にミドルシュートを放つものの、相手GKに阻まれる。25分、ペナルティエリア付近で得たFKで、11宗形が直接ゴール左上を狙うが、ボール一個分枠の外へ。その後、慶應にボールをもたれる時間が続くがCB、中盤の選手を中心にボールを前に運ばせない守備をする。我慢の時間帯が続く中、ついに待望の瞬間が訪れる。43分、中盤でパスカットをした11宗形が18千葉と左サイドで崩し、ゴール前にいた8白井へパス。相手の逆をとった華麗なタッチから豪快なシュートを放ち、先制点獲得。その後、セットプレーのピンチを迎えるも、しっかりと守り切り1-0で前半を終える。

HTには、堅い守備に対してどう崩していくかを話し合った。また、DFラインや中盤の選手がボールを持った時に、FWの選手が裏抜けを積極的に行い、動き出しの改善を図った。ピッチでの円陣では、『早稲田らしさ』を体現することを選手間で鼓舞し合い、後半に臨んだ。また、18千葉→19﨑岡の選手交代を行う。

後半は、ア女ボールでキックオフ。50分、相手のFKのこぼれ球を拾われクロスを上げられる。ペナルティエリア内で競り合った相手が倒れ込みPKの判定とされてしまう。53分、このPKを冷静に決め切られ、1-1の同点とされる。慶應の盛り上がりがア女を襲うが、地道にチャンスを生み出していく。55分、丁寧なビルドアップから9三谷、8白井がワンツーで右サイドを打開し、そのまま9三谷がゴール前へクロスを上げる。相手にクリアされるもののCKを獲得。このCKに反応した10築地が、ペナルティエリア内で倒されPKを獲得。そのまま、築地がキッカーとなり59分、GKの逆をつくシュートで2点目を獲得し、会場を沸かせた。攻守において手を緩めないア女。74分、19﨑岡の献身的な守備からボールを奪い、7笠原から中央にいた8白井にパスが渡る。そのままミドルシュートを放つが、ゴールの枠を捉えることができない。80分、CKのこぼれ球に反応した10築地が左足を振り抜き豪快なシュートを放つもののクロスバーを直撃。慶應の激しいプレスを掻い潜りながら、チャンスの糸口を探る。85分、相手のクリアを拾った11宗形が、7笠原にボールを預けてオーバーラップをしそのまま19﨑岡にクロス上げるが、シュートはミートせず。88分、CKからボールを受けた11宗形がペナルティエリア外からミドルシュートを放つが、ボール一個分ゴールから逸れる。90+2分、9三谷→12藤田の選手交代を行う。最後まで集中を切らすことなく、2-1で試合終了。この勝利により、早慶戦無敗記録の更新を達成した。

男女共同開催をする意味を、そして、改めて早慶戦の素晴らしさを肌で感じた試合だった。この試合に関わってくださった関係者の皆様、日頃からご支援してくださるOBOGの皆様、そして、早慶両校の部員全員に感謝をしたい。リーグ戦では味わえない雰囲気、緊張感。各々がそれぞれの立場で経験した想いを、今後どう活かしていくか考えることが、ア女が強くなるためにこれから必要になることだ。数週間、関カレの試合がない期間があるが、後期に向けてさらにレベルアップしていきたい。

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