JR東日本カップ2013 第87回関東大学サッカーリーグ戦 1部 第16節 vs筑波大学

この試合の戦評

首位専修との勝ち点差は5。勝利しか許されないという状況で行われた一戦。
相手は前期苦しみながらも粘り強い戦いで勝利することができた筑波大学。
早稲田に対する感謝の想い、熱い想いをプレーで表現して闘っていこうと共有して試合に臨んだ。

前半は風上を利用して、早稲田が攻勢に出る。相手ディフェンスラインの裏を幾度となくつき続け、相手を押し込む時間が続く。
そして6分。
中田が中盤で相手のボールを奪うと、相手DFの裏にフィード。タイムリーに抜け出した榎本がこれを冷静に決め、先制に成功する。
その後も相手の背後をつき、押し込んでいくものも、徐々に相手ボールになる時間が増えてくる。
個々人の技術の高い相手にボールが中々奪えない時間が続くも、ゴール前で粘り強い守備からゴールを割らせずに1-0で前半終了。

後半立ち上がりこそは相手ディフェンスの背後にボールを落とし込み押し込むことができるものの、
風下になった影響もあり、中々ボールを前に運べない時間が続くようになっていった。

そして52分相手FWに中間ポジションでタメを作られると、オーバーラップしてきたCBが裏に抜け出し、シュート。
外れたかと思ったものの、ゴールカバーに行った三竿に当たってゴールに吸い込まれてしまう。
64分には左サイド深くまで突破を許し、クロスを上げられる。逆サイドでの対応が遅れ、ゴール前を崩され逆転弾を許す。
筑波の勢いは止まれない。72分には自陣からのFKのセカンドボールを拾われ、相手FWに突破を許し、3点目を喫してしまう。
是が非でも追いつきたい早稲田は秋岡、小松を投入し、前線を活性化させ、徐々に攻撃に転じていく。
80分には近藤貴がサイドを突破し、榎本の決定的なダイビングヘッドも相手キーパーのスーパーセーブにあってしまう。
その後も幾度となくゴールに迫るもののゴール前の精度を欠き、得点することができず試合終了。

勝ちしか許されない状況での敗北。専修との勝ち点差は8に開いてしまう結果となってしまった。

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