「アミノバイタル」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会 5回戦 vs法政大学

この試合の戦評

一昨日、日本大に3-2で競り勝ち、アミノバイタルカップ準々決勝進出を決めた早稲田。今日の相手は天皇杯予選で惜敗した法政大。何としてでもリベンジを果たし、総理大臣杯への切符を手にしたい。

試合開始からわずか12秒、いきなり試合が動く。相手がクリアした早稲田のキックオフボールを4小倉が拾い、そのままロングシュート。ボールは相手GKの頭上を越えてゴールへと吸い込まれ、早稲田が先制に成功する。その後は一進一退の攻防が続くが、前半13分、再び試合が動く。24伊勢のスルーパスから左サイドを抜け出した4小倉がカットインからループシュート。ボールはまたもや相手GKの頭上を越え、サイドネットに突き刺さり、早稲田が早い時間帯に追加点を奪う。しかし前半20分、相手の細かいパス回しから中央を突破され、1度は2森のゴールカバーにより防いだが、こぼれ球を法政大27に押し込まれ、法政大に1点を返される。それでも早稲田は前半26分、2森の右CKから6平松が頭で合わせ3-1とする。頼れるキャプテンの一発で法政大に流れを渡さない。さらに前半35分、中央でボールを受けた24伊勢が右足一閃。スーパーミドルシュートが決まり、3点にリードを広げる。しかし前半38分、法政大11に背後を取られ失点し4-2。その後も両チーム果敢にゴールに迫るが、得点は生まれず前半終了。

前半は幸先よく先制に成功し、早い時間帯に追加点も奪った早稲田。その後は両チーム点の取り合いが続き、前半は4-2で折り返した。ベンチには32光田や26鈴木など1人で試合の流れを変えられる選手が揃っている。選手交代を上手く使いながら主導権を握りたい。

後半は立ち上がりから法政大がボールを支配し、早稲田がカウンターを狙うという構図。立ち上がりから法政大に何度もチャンスを作られるが、16山田を中心に集中した守備で得点を許さない。早稲田は後半22分にベンチが動く。9奥田に変わって26鈴木、15東に変わって22平野を投入。するとその直後の後半24分、変わって入った26鈴木のクロスに14山市が合わせて待望の追加点。兵藤監督の交代策が功を奏す。さらに早稲田は32光田、11小松、8福井を投入し、試合を完全に支配する。後半39分には22平野が右サイドを突破しチャンスを作るが、得点には結び付かない。続く後半44分には2森のCKから7安斎が頭で合わせるも惜しくもゴール右に外れる。後半45+1分には22平野、11小松、4小倉と繋ぎ右サイドを崩してあわや相手GKのオウンゴールというシーンも作るが、相手DFの決死のクリアに阻まれる。その後も危なげなく試合を運び、終わってみれば5-2の完勝で準決勝進出を決めた。

天皇杯予選で惜敗した法政大に5-2で完勝し、アミノバイタルカップ準決勝進出と総理大臣杯出場を決めた早稲田。リーグ戦では勝ちきれない試合が続いていたが、カップ戦は今試合で３連勝。次戦の相手は国士舘大学。厳しい戦いが続くが、目標である日本一奪還のために次戦も必ず勝利し、まずはアミノバイタルカップ決勝進出を果たしたい。

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