早稲田 | 1 | 0 – 0 1 – 0 |
0 | VONDS市原FCレディース |
---|---|---|---|---|
(76分)崎岡 由真 | 得点 | |||
警告・退場 | ||||
1 | シュート | 8 | ||
10 | GK | 6 | ||
0 | CK | 5 | ||
12 | 直接FK | 4 | ||
3 | 間接FK | 2 | ||
1 | PK | 1 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 21 | 田村 亜沙美 |
DF | 5 | 田頭 花菜 |
DF | 15 | 小林 舞美 |
DF | 17 | 藤田 智里 |
MF | 8 | 白井 美羽 |
MF | 12 | 大森 美南 |
MF | 19 | 淀川 知華 |
MF | 29 | 川本 美羽 |
FW | 18 | 栗田 彩令 |
FW | 26 | 千葉 梨々花 |
FW | 28 | 崎岡 由真 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 16 | 丸山 翔子 |
MF | 20 | 澤田 美海 |
MF | 22 | 阪本 環 |
MF | 23 | 生谷 寧々 |
分 | OUT | IN |
---|---|---|
63 | 栗田 彩令 | 阪本 環 |
90+2 | 大森 美南 | 澤田 美海 |
この試合の戦評
VONDSグリーンパークで関東リーグ前期第5節が行われた。対する相手はVONDS市原FCレディース。現在リーグ2位の強敵相手に、前節の逆転負けの悔しさを晴らすべく、勝利を目指して臨んだ。
前半はア女ボールでキックオフ。開始早々から果敢に攻撃を仕掛けてくる相手に対応しきれず、攻め込まれる展開が続く。14分、自陣右サイドを突破され、深い位置からのクロスを中の選手に合わせられてシュートを打たれる。このシュートはゴールポストに当たり、なんとかピンチを乗り切る。その後も防戦一方の展開となり、なかなか攻撃に転じることができない。37分、相手陣内でFKを獲得。5田頭が蹴ったボールのセカンドボールを拾った19淀川が右サイド12大森に展開。そのままクロスをあげるが相手にクリアされる。相手の多彩な攻撃をDF陣を中心になんとか凌いで耐え抜き、0-0のまま前半終了。
HTには、守備の陣形を整えること、攻撃の機会を増やすために、背後のスペースに2列目から飛び出していくことなどを共有する。また、相手の攻撃に耐え、チャンスを伺ってゴールを目指すことを再確認し、後半に臨む。
後半は相手ボールでキックオフ。後半序盤、主に相手のペースで試合が進むが、ア女も中盤の8白井を中心としたセカンドボールの回収や26千葉の前線でのボールキープなどを武器にチャンスを演出する場面が増えてくる。63分、18栗田→22阪本の交代を行う。そして76分、左サイドバックの28﨑岡が相手陣内でボールを奪い、自らドリブルで仕掛けると、ペナルティエリア内で相手に倒され、PKを獲得。これを落ち着いて決め切り、待望の先制点をあげる。試合時間残り15分の状況で1-0とア女が勝ち越す。後がないVONDSは選手交代を活用しながら、さらに攻撃のギアを上げてア女ゴールに襲いかかる。試合終了が刻々と近づいてくる中、84分、相手の放ったシュートがペナルティエリア内でア女DFの腕に当たる。これがハンドの判定となり、相手にPKを献上してしまう。この試合最大のピンチが訪れたが、21田村の堂々とした佇まいと巧妙な駆け引きにより、相手の蹴ったボールはゴール左のポストに当たって外れ、窮地を脱する。その後も立て続けにCKを与えるなど相手の猛攻に遭うがDFラインの5田頭と15小林を中心とした堅い守備で最後までゴールを割らせない。90+2分、12大森→20澤田の交代を行う。最後まで集中を切らさずに守り切り、そのまま1-0で試合終了となる。
試合終了の笛が鳴った瞬間、選手たち、スタッフ、そして指揮官、全員が歓喜の渦に包まれた。それぞれが喜びを噛み締めるようにお互いを称えあった。関東リーグ開幕から5戦目。待ち侘びていた「勝利」の瞬間であった。課題はまだまだ多くあるが、この難しいアウェイの試合を勝ち切ったという事実は確実に選手たちの自信に繋がったであろう。再びこの歓喜の瞬間をチーム全員で味わうために。ア女の挑戦は続いていく。
この試合の写真一覧
画像をクリックして拡大画像をご覧ください。(拡大画像をクリックすると元に戻ります)