2023年 第37回関東大学女子サッカーリーグ 第3節 vs神奈川⼤学

この試合の戦評

5月とは思えない暑さの中、関カレ前期第3節神奈川大学戦が、ゴールデンウイーク終盤、多くの観客で賑わうホーム東伏見グラウンドで行われた。前節の勝利に続き、勢いにのった試合展開を魅せるべく、今節に挑んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。5分、9三谷のドリブルから11宗形にボールが渡る。ドリブルで深くまで侵入し、シュートを打つも枠を捉えられず。続く9分、早速試合が動く。3後藤から9三谷にボールが渡ると、自ら仕掛け、シュートを放つ。ボールは綺麗にコースに流れ、ゴールネットを揺らす。これが先制点となり1-0となる。その後も良いテンポで相手ゴールに迫り、14分にはCKを獲得。11宗形から絶妙なボールが入るも、合わせることができず流れてしまう。相手にボールを保持される時間もあったが、10築地を中心とした素早い切り替えと確実なプレスにより相手の攻撃を制限する。26分、9三谷のボール保持に対し、25杉山が駆け上がる。ボールを受け取り、放たれたボールは惜しくもゴールラインを割る。27分、自陣中央でボールを奪われシュートまで持ち込まれるも、1石田が確実に対応し、事なきを得る。相手に押し込まれる時間が続き、35分には自陣深い位置でFKを与えるも、ボールはゴールから大きく外れ、難を逃れる。一進一退の攻防が続いた後43分、1石田のロングフィードから相手陣内に侵入。8白井が収め、11宗形がシュートを打つも一度はブロックされる。しかし7笠原のボール回収により、保持し続けたボールは6浦部に渡り、再度豪快なロングシュートを放つ。これも得点には至らず1-0で前半を終える。

ハーフタイムには、攻撃の狙い所の確認や攻撃時のポジション修正など、主に攻撃に厚みを持たせるためのコミュニケーションをとった。後半入りから勢いを持ち、さらにギアを上げて挑む。

後半開始早々から、ア女が勢いを魅せる。48分、3後藤がペナルティエリア手前でセカンドボールを回収。そのままゴールを狙いに行くも、ここはGK正面。続く49分、右サイドの崩しから中央11宗形にボールが渡る。左足で豪快なシュートを放つが、惜しくもバーに阻まれる。51分、自陣でのパスミスから、ショートカウンターを受ける。左サイドから鋭いクロスを上げられたものの、1石田が確実に対応。その後ア女がボールを支配するものの、得点には至らない。58分、ここで再び試合が動く。11宗形と6浦部の華麗な連携により左サイドを崩し、6浦部がニアサイドにボールを刺す。ボールは相手GKの手を弾きゴールに吸い込まれ、2-0とする。相手も勢いを増してくる中、67分、25杉山の攻撃参加によりCKを獲得するも、チャンスを掴めない。71分、8白井→26千葉の交代を行う。その後相手も選手交代やシステムチェンジにより、再三に渡り前への強さを見せてくるが、DFラインの声かけを中心に、一人ひとり集中した守備で対応し、チャンスは作らせない。89分に6浦部→13木南、90+2分には11宗形→28﨑岡の交代を行い、スパートをかける。終了間際、3後藤がセカンドボール回収からゴールへ迫るも、追加点とはならず、2-0で試合終了。

前節の初勝利に続き勝ち点3を掴み取れたことは、間違いなく自信となり、チームを勢いづける。まだまだここから。この勢いにのり、次節に向けて着実に勝利を掴みに行く。また、ホーム東伏見の地で、多くの方々に見守られながら自分たちのサッカーを体現できたこと、多くの観客に自分たちのサッカーを魅せられたこと、とても誇りに思う。より多くの方に「応援されるチーム」となるためにも、今後さらに自分たちのサッカーに磨きをかけていく。

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