2023年 第37回関東大学女子サッカーリーグ 第2節 vs東京国際⼤学

この試合の戦評

季節はずれの暑さの中、関カレ前期第2節、東京国際大学戦がアウェイで行われた。2023シーズン未だ勝利のないア女。前節で出た課題と向き合った1週間の成果を発揮するべく、今節に挑んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。5分、相手の攻撃が続くが、10築地、2夏目を中心としたディフェンス陣の体を張った守備により相手にシュートを打たせない。20分、自陣左サイドで相手にFKを与えてしまう。相手が放ったロングボールはゴール右上に外れ、事なきを得る。風下にいるア女はなかなかロングボールを拾うことができず、苦しい時間帯が続く。35分、4堀内から相手の裏にロングボールが通る。それに8白井が反応し、シュートを放つも相手キーパーに阻まれCKとなる。11宗形が放ったCKに10築地がヘディングで合わせるも、相手キーパーにキャッチされゴールには至らない。相手の攻撃の時間帯が多い中で、終盤、攻撃する時間が増えるも0-0のまま前半が終了。

ハーフタイムには、相手の高いラインに対して背後へ抜けるタイミングを確認した。また、押し込まれた状況の中で、相手のロングボールを跳ね返した後のセカンドボールを拾うことを全員で再認識し、後半に向けて士気を高めた。

後半は相手ボールでキックオフ。52分、3後藤、25杉山、9三谷のコンビネーションから右サイドを突破しクロスを上げるが、惜しくもボールはタッチラインを割ってしまう。後半から、いい攻撃の形が作ることができ、ペースを握るア女。55分、4堀内からの背後へのボールに11宗形が抜け出す。そのクリアボールを拾った9三谷がロングシュートを放つが惜しくもゴール右へ逸れる。76分、8白井→28﨑岡の交代を行う。両者激しい攻防で拮抗した展開が続く中、85分、3後藤から9三谷の裏のスペースへボールが渡る。9三谷が右サイドからマイナスへのクロスを送ると、そこへ走り込んできた7笠原が右足を振り抜きゴールネットを揺らす。そのまま1-0で試合終了。

開幕戦で勝利できず、緊張感がある中臨んだ今節。序盤はア女の良さが出せず、課題も多く残った。しかし、全員で泥臭く闘い、最後まで諦めず掴み取った今シーズン初勝利。「1点を獲得すること」そして、「勝つ」ということはこれほど嬉しいものなのか。私たちはまだまだやれるはずだ。臙脂の誇りを胸に、さらに強いア女を体現していきたい。

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