2022年 第36回関東大学女子サッカーリーグ 第17節 vs十文字学園女子大学

この試合の戦評

関東大学女子サッカーリーグ後期第6節がアウェイで開催された。8日ぶりの晴れ晴れとした天気のもと、十文字学園女子大学と対戦した。同日2試合というハードな日程ではあるが、9月最後の2戦を良い形で締めくくるべく、初心に戻り、攻守の切り替えをモットーにこの一戦に挑んだ。

前半は、相手ボールでキックオフ。序盤からア女がボールを持ち、積極的な攻撃をみせる。5分、8井上からの鋭いパスを受けた10髙橋がシュートを放つも、相手ディフェンスによって阻まれる。続いて7分、6ブラフが自らドリブルで持ち上がりシュートを放つが、ゴール上に外れ惜しくも得点にはならない。その後も多様な攻撃を仕掛けるも、相手のブロックにあうア女だったが、ここで試合が動く。22分、ペナルティエリア付近中央での崩しから、10髙橋がシュートを放ち一度はキーパーがセーブするも、こぼれたボールを11吉野が流し込んで先制点を奪う。待望の先制点、このまま得点を重ねリードを広げたいところだが、35分、自陣での横パスをカットされ、相手にロングシュートを打たせてしまい、失点。1-1の同点となる。失点後も攻撃の手を緩めずゴールに迫るが得点を得られず、1-1のまま前半を終えた。

ハーフタイムには、前半を振り返り、攻撃における関わり方や、イメージの共有を行い後半に挑む。

後半はア女ボールでキックオフ。49分、11吉野の粘りから、9廣澤がドリブルで運びペナルティエリア付近でフリーキックを獲得。アイデアあるフリーキックだったが相手の身体を張った守備に合う。60分、相手のコーナーキックからヘディングで合わされるも、1近澤のナイスセーブによって失点を免れる。67分、9廣澤からのスルーパスを受けた18白井が粘り、コーナーキックを獲得。一度クリアされるが、スローインを受けた10髙橋がシュートを打つ。ゴールには至らなかったものの、着実にチャンスを作り出すことができている。さらに77分、8井上からのコーナーキックのこぼれ球から9廣澤がボレーシュートを放つも、ゴール右へ外れる。なかなか勝ち越し点を奪うことができない。79分に27生田→17木南、90+1分に10髙橋→23栗田の交代を行う。試合終了間際で、何度かピンチを招くが、粘り強くゴールを守り、最後まで諦めずに攻撃を続けた。しかし、得点には至らず1-1のまま試合終了。

前半からア女のボール支配率は高かったものの、なかなか得点に繋がらず、後半は相手の勢いに飲まれがちな展開も何度か見られ、悔しい結果となった。しかし、初心に戻って、素早い攻守の切り替えを実行できたという成果もあった。勝ちきれない試合が続く中で、この引き分けを糧にして、自らの課題と向き合い、次節での勝利へと繋げていきたい。

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