2022年 第36回関東大学女子サッカーリーグ 第13節 vs日本大学

この試合の戦評

強い日差しが照りつける中、関東大学女子サッカーリーグ後期第2節がホームで行われた。対する相手は日本大学。今シーズン前半の集大成としてこれまで積み上げてきたものを最大限発揮すべく、チーム一丸となりこの一戦に臨んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。序盤から果敢にゴールを目指すア女は、試合開始4分、7三谷が左サイドをドリブルで駆け上がりこの試合の1stシュートを放つも、相手GKにキャッチされ得点とはならない。さらに8分、中央でボールを受けた10髙橋のスルーパスが右サイドを抜け出した5船木へ通る。ダイレクトで放ったシュートは惜しくも枠を外れる。良い入りから勢いに乗ったア女は、13分、2夏目の精度の高いスルーパスを9廣澤が受け、キーパーを交わし放ったシュートはゴールネットを揺らし先制。1-0とする。その後続いた両者譲らない展開の中でも、ア女は落ち着いてボールを回し積極的にゴールに向かう。30分、相手にゴール前まで押し込まれるも、DF陣の粘り強い守備でシュートを打たせない。そして、31分、7三谷が上げた鋭いクロスに5船木がダイレクトで合わせるが、僅かにゴール右へ逸れる。しかし、33分、ペナルティエリア内でのファウルにより相手にPKを与えてしまうも、1近澤のビックセーブによりこの絶体絶命のピンチを免れる。終了間際まで一進一退の攻防が続くも、両者ともに得点を上げることはできず1-0のまま前半終了。

HTには、守備の連携の修正とビルドアップや個人間での攻撃の関わり方についての確認を行い、更にギアを上げて後半に臨む。また、4堀内→15田頭の選手交代を行う。

後半はア女ボールでキックオフ。追加点が欲しいア女だが、開始早々から相手の前線からのプレスに苦しむ時間が続く。54分、相手に中央でフリーで持たれると、スルーパスに抜け出した相手FWに運ばれ失点。1-1となる。なんとしても勝ち越し点が欲しいア女。59分、14笠原→11吉野の選手交代を行う。63分、8井上の正確な縦パスを10髙橋が受けると、相手DFを背負いながらも落ち着いてターンしてシュートを放ちこのチャンスをものにする。2-1とし、ア女が再びリードする。勢いを取り戻したア女。73分、8井上と11吉野の連携から9廣澤が放ったシュートは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれる。さらに、86分、9廣澤のカットインから11吉野へ縦パスが通る。華麗なターンで相手を置き去りにし、冷静に放ったシュートはサイドネットを揺らし待望の追加点で3-1とする。そして、89分、2夏目の正確なフィードに抜け出した11吉野が滑り込みながら触れたボールは見事ゴールに吸い込まれ、4-1とする。また、90+2分、26宗形→18白井、7三谷→27生田の交代を行う。そのまま集中力を切らさずに最後まで闘い抜き、4-1で試合終了。

猛暑の中でのこの試合を勝ちきるとともに、7月を全勝という結果で終え、良い形で今シーズンを折り返すことができた。これまで積み上げてきたものが如実に現れた結果だと言えるだろう。しかしこの結果に満足することなく、これからも切磋琢磨し、個人としてもチームとしても一回りも二回りも成長した、さらに強くまとまったア女を体現していきたい。

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