2022年 第28回関東女子サッカーリーグ 第3節 vs大東文化大学

この試合の戦評

延期された関東リーグ前期第3節大東文化大学戦が、雨上がりの晴天の中ホームで行われた。今週を3連勝で締めくくるべく、各々がチャレンジして闘うことを再確認し試合に臨んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。両チームボールが収まらない状況が続く中6分、20大森がピッチ中央でボールを奪い、27生田とのコンビネーションからゴールに迫りシュートを放つがGK正面。これがア女の1stシュートとなる。その後、ア女がボールを支配する時間が増えたものの得点には至らず、迎えた前半12分。18白井のミドルシュートからCKのチャンスを獲得する。8井上の大きな弧を描くようなボールに相手GKは対応しきれず、ゴールに吸い込まれ1-0。先制点を得る。一方13分、DFラインの背後を取られゴール前まで運ばれるも、22藤田の粘り強い守備と1近澤のファインセーブにより事なきを得る。17分、左サイドでボールを受けた23栗田が左足を振り抜く。ゴール右脇にそれたボールを27生田が詰め2-0とする。その後もア女がボールを支配するが、自分たちのミスから自陣までボールを運ばれFKを与えてしまうなど、一進一退の状況が続く。すると33分、18白井のロングパスに20大森が反応し、こぼれたボールを拾った23栗田が27生田に絶妙なスルーパスを送る。27生田がゴール左隅に鋭いシュートを突き刺し3-0とする。45+2分、27生田の抜け出しに4堀内がロングフィードで合わせる。得意なドリブルで相手を置き去りにし、右足を振り抜き得点。4-0で前半を終える。

HTには、ビルドアップ時のポジショニングなど、攻撃により厚みを持たせるため確認を行った。また、4堀内→2夏目の選手交代を行う。

このまま相手を突き放していきたいア女。しかし48分、開始早々相手にCKを与えてしまう。1近澤が冷静に対応し、ゴールを割らせない。50分には、スルーパスから28小林が相手と1対1に。ペナルティエリア内で粘り強い守備を見せるも、ファールの判定。PKを与えてしまう。相手のキックはゴールを外れ事なきを得る。直後、試合を動かしたのは既に3得点を挙げている27生田。中盤でルーズボールを回収しそのままドリブル。ペナルティエリア外から放ったシュートはゴール左上に突き刺さり5-0。後半立ち上がりの耐え凌ぐ展開を撃ち破った。55分に27生田→12渡邊、61分には18白井→24生谷の交代を行う。前半に比べ、ボールを保持する時間が増えるが、シュート、得点までが遠い。またFセットプレーを獲得するも、相手の守備に阻まれ得点には至らない。反対に78分、79分には立て続けに自陣深い位置でFKを与えてしまう。ここは1近澤のキャッチ、28小林のクリアにより堅守する。また、その後押し込まれる時間帯も2夏目の身体を張った守備を中心に相手の自由を許さない。81分、29阪本→6ブラフの交代を行う。残りの時間の中で前線に勢いをつけたい。83分、17木南のボール奪取から中央20大森へ。1stタッチで相手を剥がし、放ったシュートは惜しくも枠を捉えられない。最後まで攻め続けたが一点が遠く、そのまま5-0で試合終了。

ハードな3連戦を全て無失点勝利で終えることができた。しかし勝ちという結果だけに満足してはいけない。勝ったからこそより細部に目を向け、突き詰めていく必要がある。私たちの目指す場所はどこなのか、各々が再確認する試合となった。その答えを全員がピッチ上で体現していく。

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