早稲田 | 0 | 0 – 0 0 – 0 |
0 | 帝京平成 |
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得点 | ||||
(49分)吉野 真央 | 警告・退場 | |||
7 | シュート | 8 | ||
9 | GK | 6 | ||
3 | CK | 1 | ||
11 | 直接FK | 14 | ||
3 | 間接FK | 1 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 1 | 近澤 澪菜 |
DF | 5 | 後藤 若葉 |
DF | 10 | 加藤 希 |
DF | 20 | 浦部 美月 |
DF | 22 | 夏目 歩実 |
MF | 6 | ブラフ シャーン |
MF | 19 | 笠原 綺乃 |
MF | 26 | 木南 花菜 |
FW | 9 | 廣澤 真穂 |
FW | 11 | 高橋 雛 |
FW | 15 | 吉野 真央 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 16 | 石田 心菜 |
DF | 3 | 桝田 花蓮 |
DF | 29 | 田頭 花菜 |
MF | 17 | 井上 萌 |
MF | 27 | 栗田 彩令 |
MF | 28 | 白井 美羽 |
MF | 30 | 築地 育 |
分 | OUT | IN |
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74 | 木南 花菜 | 井上 萌 |
84 | 笠原 綺乃 | 築地 育 |
この試合の戦評
関カレ第9節がホームの東伏見グラウンドで行われた。対する相手は、帝京平成大学。昨シーズンのインカレ王者に対し、チャレンジャーとして挑むとともに、積み上げてきたア女のサッカーで圧倒できるよう、チーム一丸となって臨んだ。
前半はア女ボールでキックオフ。立ち上がりから激しい球際の攻防で、両チームとも勢いのある入りをみせる。3分には、左サイドでボールを失い、一気にカウンターを受けてしまう。角度のないところからの相手シュートはポストに当たり、失点は免れる。徐々にボールを持つ時間が増えてくるが、相手の強いプレスに押され、良い形を作れない。また、相手はボールを奪うと、素早い攻撃を仕掛けてくるため、トランジションも決して気の抜けない時間が続く。19分、背後のスペースを狙った15吉野の抜け出しに、5後藤から正確なロングボールがとどくが、相手GKに阻止される。40分、中盤での球際の攻防から相手FWにボールが収まり、左CBが釣り出された背後スペースを使われる。相手のシュートはまたもポストに当たり、ギリギリのところで得点は与えない。さらに44分、相手のロングボールに競り負け、右サイドで背後を取られると、クロスを上げられファーに走り込んだ相手に渡る。寄せきれずシュートを打たれるが、またしてもポストに助けられ、そのこぼれ球も必死の守備でクリアーする。立て続けのピンチに、必要以上に慌てることなく、前半終了間際には、最後の攻撃を仕掛ける。10加藤がタイミングよく11髙橋に楔のパスをいれると、ゴール前に走り込んだ15吉野へパス。トラップでペナルティエリア内に侵入しシュートを放つが、GK正面。得点には至らない。0-0で前半を終える。
HTは、前半に多々あったピンチを凌ぎ無失点で折り返せることをプラスに捉え、得点のため仲間を使いながらテンポ良くボールを動かすことを共有。また、システムを4-4-2に変更し、後半に臨む。
後半、攻勢に出たいア女だが、相手の勢いは衰えず、上下動の激しい展開となる。相手のハイプレスに対して、怯むことなく落ち着いたボール回しを試みる。しかし、中盤より前でなかなかボールが収まらず、シュートの場面が作れない。攻撃が停滞する一方で、相手の鋭いカウンターには守備陣を中心に集中力を高め、チャンスは作らせない。68分、相手陣での競り合いから、こぼれ球を拾った11髙橋が中央をドリブルで突破し、右サイドの15吉野へパス。中への折り返しに、再び11髙橋が反応し、シュートを放つが枠を捉えられない。71分には、FKの素早いリスタートから、右サイドで10加藤がフリーでボールを受け、ゴール前に正確なクロスを送る。ニアで9廣澤が合わせるが、GKにキャッチされる。74分、26木南→17井上の交代を行う。相手陣に押し込む時間が続き、この流れで得点を奪いたいア女だったが、相手も一瞬の隙を逃さず攻めに転じる。77分、左サイド深い位置で粘られ、クロスをあげられる。ファーに走り込んできた相手に、フリーでシュートを打たれるが、1近澤のビッグセーブでこのピンチをなんとか凌ぐ。84分、19笠原→30築地の交代を行う。残り時間が少なくなる中、相手の蹴り込みが多くなり、思うように攻撃に移れないア女。自陣に押し込まれ耐える時間が続く。90分、右サイドで30築地が粘りCKを獲得。17井上のファーへのボールに、30築地がヘディングで合わせるも、得点には至らない。90分間、一進一退の攻防の中、危ないシーンを作られながらも最後まで耐え凌ぎ、0-0で試合終了。
果敢に攻め込む時間も多くあったが、実力と勢いのある相手に苦戦し、今季公式戦で初めての引き分けに終わった。あわや失点というシーンが幾つかあったものの、なんとか防ぎ無失点で終われたことは成果と言えるが、一つ一つのプレー精度や強度に課題は残った。日々の練習の質を、今一度全員が見つめ直し、どんな相手にも通用するプレーの体現に向けこれからも挑み続けていきたい。