早稲田 | 5 | 2 – 0 3 – 0 |
0 | 岡山湯郷Belle |
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(9分)高橋 雛 (16分)阪本 未周 (50分)村上 真帆 (67分)松本 茉奈加 (69分)廣澤 真穂 |
得点 | |||
警告・退場 | ||||
19 | シュート | 8 | ||
6 | GK | 15 | ||
3 | CK | 5 | ||
6 | 直接FK | 5 | ||
5 | 間接FK | 0 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 1 | 鈴木 佐和子 |
DF | 4 | 船木 和夏 |
DF | 24 | 夏目 歩実 |
DF | 25 | 後藤 若葉 |
DF | 29 | 堀内 璃子 |
MF | 5 | 阪本 未周 |
MF | 10 | 村上 真帆 |
MF | 14 | 加藤 希 |
MF | 27 | 三谷 和華奈 |
FW | 7 | 高橋 雛 |
FW | 9 | 廣澤 真穂 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 21 | 近澤 澪菜 |
DF | 13 | 桝田 花蓮 |
DF | 19 | 井上 萌 |
DF | 28 | 浦部 美月 |
MF | 6 | 並木 千夏 |
MF | 11 | 松本 茉奈加 |
MF | 26 | 笠原 綺乃 |
分 | OUT | IN |
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52 | 三谷 和華奈 | 松本 茉奈加 |
72 | 加藤 希 | 並木 千夏 |
72 | 堀内 璃子 | 井上 萌 |
77 | 村上 真帆 | 笠原 綺乃 |
この試合の戦評
皇后杯JFA第42回全日本女子サッカー選手権大会が栃木県の真岡市総合運動公園陸上競技場で行われた。対する相手は、岡山湯郷Belle。負けたら終わりのトーナメント形式となる本大会は、なでしこリーグのチームと対戦することができる良い機会である。コロナ禍の中で、有観客で試合を行える喜びと感謝を胸に、まずは初戦を勝ち切ることに拘り試合に臨んだ。
前半はア女ボールでキックオフ。FWを起点とするシンプルな攻撃で、ア女の裏を狙いゴールに迫る相手に対し、落ち着いてボールを動かし、相手を探りながらビルドアップを試みるア女。すると開始8分、得点が生まれる。4船木のアーリークロスを9廣澤がスルーし、そこに走り込んだ7髙橋が自ら持ち込み放ったシュートが先制点に繋がる。その後、相手は得点を奪うために、更に前に厚みをかけア女ゴールに迫る。しかし、DFラインを中心とした強い球際と、ボランチのプレスバックなどで攻撃の芽を摘む。15分には、9廣澤が相手陣地でボールを奪いドリブルで運び、最後は5阪本がゴール前正面でパスを受け放った豪快なシュートがネットに吸い込まれる。早い時間に2-0とし、ア女がリードするも押し込まれる展開が続く。22分にはコーナーキックを与えてしまうが、しっかりと跳ね返す。29分、7髙橋が良い位置でボールを受け、9廣澤にスルーパス。シュートを放つも惜しくもキーパーに弾かれる。その後も、27三谷の積極的な仕掛けや、14加藤、10村上のミドルシュートなどで相手ゴールに迫るが、得点には至らない。2-0で前半は終了。
HTには、切り替えやルーズボールに対しての予測と準備を早くすることを共有する。また、追加点を取りにいくために、各ポジション毎でコミュニケーションを取り、狙いを定めていく。
後半は相手ボールでキックオフ。後半開始早々、27三谷の勢いのある仕掛けで後半の良い入りに成功。すると50分、7髙橋と10村上の良いコンビネーションから、最後は10村上が華麗なタッチで相手の守備をくぐり抜け、サイドネットにシュートを放ち、得点。3-0とする。52分、27三谷→11松本の交代を行い、より一層勢いをつけゴールを狙いにいく。ア女がボールを握る時間帯が増える中、ボールを失い相手の猛攻を受けそうになるも、素早い切り替えと球際で相手の自由を奪う。67分、10村上からボールを受けた11松本がスピードに乗り放ったシュートは、ゴール右隅のネットを揺らす。そして、立て続けに69分には、7髙橋がルーズボールを納め、運んだボールが9廣澤に渡る。9廣澤が相手と駆け引きし、放ったシュートは左隅ネットを揺らし、5-0と相手を突き放す。72分には、29堀内→19井上、14加藤→6並木の交代を行う。75分、相手のパスカットから、そのまま放たれたシュートはクロスバーに助けられる。77分、10村上→26笠原の交代を行う。79分には、相手に攻め込まれシュートをされるも、4船木の身体を張った守備でゴールを守りピンチを凌ぐ。その後、ア女の最後の猛攻が続く。7髙橋、11松本、4船木などの良い位置での果敢なシュートは、惜しくも相手キーパーに阻まれる。88分には、26笠原がファーストタッチで相手を抜き去り、9廣澤に見事なスルーパスを送るも、得点には至らない。5-0のまま試合終了。
大差の勝利とはなったが、決して楽観視はできない内容である。良い守備からの攻撃でチャンスを多く作れたことは良かったが、それ以上に決めきることやパスの精度など、修正すべき点は多々ある。ア女が目指す、なでしこ撃破の実現のためにはもう一段階ギアを上げ、サプライズを起こせるようなチームに仕上げなければならない。来週のASハリマアルビオン戦に向けて、新たな課題と向き合っていきたい。