早稲田 | 2 | 1 – 1 0 – 0 0 延長前半 0 1 延長後半 0 |
1 | 大阪体育 |
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(13分)山田 仁衣奈 (103分)小林 菜々子 |
得点 | (34分) | ||
警告・退場 | ||||
8 | シュート | 6 | ||
10 | GK | 13 | ||
7 | CK | 3 | ||
6 | 直接FK | 8 | ||
3 | 間接FK | 3 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 16 | 川端 涼朱 |
DF | 3 | 中田 有紀 |
DF | 4 | 小林 菜々子 |
DF | 31 | 井上 萌 |
DF | 35 | 船木 和夏 |
MF | 8 | 高瀬 はな |
MF | 10 | 村上 真帆 |
MF | 11 | 松本 茉奈加 |
MF | 13 | 蔵田 あかり |
FW | 9 | 山田 仁衣奈 |
FW | 34 | 廣澤 真穂 |
POS | NO. | 選手名 |
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GK | 33 | 近澤 澪菜 |
DF | 5 | 源関 清花 |
MF | 12 | 並木 千夏 |
MF | 17 | 阪本 未周 |
MF | 19 | 桝田 花蓮 |
MF | 32 | 高橋 雛 |
FW | 30 | 土居 明日香 |
分 | OUT | IN |
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90+2 | 蔵田 あかり | 高橋 雛 |
104 | 廣澤 真穂 | 土居 明日香 |
この試合の戦評
インカレ準決勝が味の素フィールド西が丘で行われた。対する相手は、三回戦で東洋大学を下し、インカレ兵庫ラウンドを勝ち上がってきた大阪体育大学。インカレ奪還を目指し、この1年苦しみもがきながらも、全員で成長し続けてきたア女。決勝の舞台へ進むため全員の心をひとつにし、結果に拘り臨んだ。
前半はア女ボールでキックオフ。立ち上がりから、ア女は両サイドを広く使い積極的にゴールに向かう。さらに、後ろからテンポ良くビルドアップし、相手陣地に進入していくが、堅守が特徴の相手を崩しきれない。また、相手は奪ってから素早く縦に蹴り、カウンターを狙ってくるが、DFラインを中心に、集中した守備で対処していく。11分には、自陣でのクリアーが中途半端になり、こぼれ球を拾われ背後に抜け出されるも、相手のシュートミスに助けられる。両者気の抜けない時間が続く中、試合は動く。13分、中央から右サイドへ展開すると、PA内に侵入した11松本がドリブルで仕掛け左足でシュートを放つ。一度はクロスバーに跳ね返されるも、こぼれ球を9山田がしっかり決め、先制に成功する。勢いに乗りたいア女。その後も攻撃の手を緩めることなく、左サイドから幾度もクロスを上げるが、僅かに精度を欠き決定機には至らない。ボールを保持しながら、追加点を取りに行くア女だが、サイドからのクロスが多く、単調な攻撃が続き、徐々に相手が順応してしまう。すると34分、相手のCKでゴール前を固められると、ヘディングで押し込まれ失点。同点に追いつかれる。前半のうちに再び点差をつけたいア女だったが、相手の堅い守りを崩すことができず、1-1のまま前半を終える。
HTには、攻撃時の距離感を良くすることや、クロスを上げるタイミングと中の選手の入り方などを確認。全員で共通理解を持ち、後半に臨む。後半は、前半よりも攻めの意識が高まり、点を取りに行くア女だが、縦に急ぎすぎてしまい何度も相手に跳ね返されてしまう。また、左右の揺さぶりも少なく、サイドにボールが入っても遠目からのクロスが多くなってしまい、なかなかチャンスを作ることができない。一方、守備ではリスク管理を徹底し、ほとんど危ない場面は作らせていないものの、カウンターを得意とする相手に一瞬たりとも気は抜けない。お互いに守備の集中力を高く保つ一方で、効果的な攻めができず、拮抗した時間が続く。時間の経過と共に、ア女の攻める時間も増えてくる。しかし、86分には、左サイドから突破を許し、逆サイドでフリーになっていた相手にシュートを打たれるも、枠を外れ事なきを得る。88分には、FK、CKと立て続けにセットプレーをとり、点を取りたいア女だったが、相手も簡単には点をとらせてはくれず、同点のまま時間が進む。90+1分には、13蔵田→32髙橋の交代を行う。1-1のまま、決着がつかず後半は終了。10分ハーフで、計20分の延長戦に臨む。
延長前半、疲れも出る時間だが、全員で声を掛け合いタフに戦うア女。前線からプレスをかけボールを奪い、アグレッシブにゴールに向かう。1-1のまま延長後半に突入する。延長後半3分、右サイドで、11松本がドリブルから強烈なシュートを放ち、相手GKに阻まれるも、CKを獲得。8高瀬の正確なキックから、最後はファーサイドで4小林が頭で合わせゴール。待望の決勝点をあげ、2-1とする。直後には、34廣澤→30土居の交代を行う。残り時間も僅かな中、相手の猛攻に耐える時間が続くも、GK川端を中心に最後まで強さを見せ守り切ったア女。ついに、2-1で試合終了。
幸先よく先制するも、追いつかれてからはなかなか得点が奪えず、苦しい時間が続いたが何とか勝利を掴み、決勝へ駒を進めることができた。これまでの積み重ねと、ア女全員の想い、さらに応援して下さる方々、すべての人の思いがピッチの選手に力を与え、勝利に結び付いた。決勝の相手は日本体育大学。去年の雪辱をはらしチーム全員で頂を取れるよう、明日1日で良い準備をしたい。
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