早稲田 | 3 | 1 – 0 2 – 0 |
0 | 筑波 |
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(33分)山田 仁衣奈 (78分)廣澤 真穂 (81分)小林 菜々子 |
得点 | |||
警告・退場 | ||||
12 | シュート | 2 | ||
4 | GK | 10 | ||
9 | CK | 0 | ||
9 | 直接FK | 4 | ||
2 | 間接FK | 3 | ||
0 | PK | 0 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 16 | 川端 涼朱 |
DF | 3 | 中田 有紀 |
DF | 4 | 小林 菜々子 |
DF | 31 | 井上 萌 |
DF | 35 | 船木 和夏 |
MF | 8 | 高瀬 はな |
MF | 10 | 村上 真帆 |
MF | 11 | 松本 茉奈加 |
MF | 13 | 蔵田 あかり |
FW | 9 | 山田 仁衣奈 |
FW | 34 | 廣澤 真穂 |
POS | NO. | 選手名 |
---|---|---|
GK | 33 | 近澤 澪菜 |
DF | 5 | 源関 清花 |
DF | 37 | 吉野 真央 |
MF | 12 | 並木 千夏 |
MF | 17 | 阪本 未周 |
MF | 32 | 高橋 雛 |
FW | 30 | 土居 明日香 |
分 | OUT | IN |
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79 | 廣澤 真穂 | 高橋 雛 |
83 | 高瀬 はな | 並木 千夏 |
87 | 中田 有紀 | 吉野 真央 |
87 | 山田 仁衣奈 | 土居 明日香 |
この試合の戦評
インカレ3回戦が、前戦と同じく兵庫県のみきぼうパークひょうご第2球技場で行われた。対する相手は、関カレで2-2と引き分けを喫した筑波大学。この試合の勝敗によって、味の素フィールド西が丘に帰ってきて試合ができるかが決まる大事な一戦となる。2回戦の愛知東邦大学戦での勝利で勢いづいたア女。この勢いを保ちつつ、今日こそは無失点勝利を目指し試合に臨んだ。
前半はア女ボールでキックオフ。関カレ同様、相手は4-4-2の綺麗な3ラインを保ち、ブロックを引いた守備でア女の攻撃をしのぐ。そしてボールを奪ったら少ない人数で速攻を仕掛けア女ゴールに迫る。すると3分、いきなりピンチが訪れる。ア女の左サイドで相手に3人がかりで守備をするも、一気にドリブル突破されシュートを放たれる。しかし、これはバーに救われる。時間経過とともに、徐々にボールを支配するア女。相手を左右に振って揺さぶりをかけるも、相手の固いブロックの守備に阻まれ、思うように攻撃することができない。また、サイドのスピードを活かしたいが相手はそこを警戒しているため、完全に縦を切って自由に攻撃することができない。その中でもダイレクトプレーを増やしていこうとチームで共通認識を持ち、攻撃のリズムを変える。すると33分、中盤でのダイレクトパスからサイドに展開。右サイドでボールを受けた35船木からの正確なクロスに9山田が反応し、落ち着いて流し込み先制に成功する。1-0とする。その後も立て続けにサイドから攻撃を仕掛け、幾度もCKを獲得するも、得点には結びつかない。攻め込む時間が続くが前半はこのまま1-0で終了。
HTには、逆サイドへの素早い展開や、パスの長さ、スピードやタイミングに変化をつけることなど、相手のブロックを崩すための戦術を各ポジションごとに共有する。また、相手が守備の仕方を変えてきた時の対応も全員で共通認識を持ち、後半に臨む。後半も相手はブロックを敷きながらの守備をしてくるため、ア女が主導権を握りながら試合を進めていく。前線の動き出しと出し手のイメージをHTに擦り合わせたことで、前半よりもイメージのズレがなく、また狭いスペースの中でもテンポ良くパスを回していく。また、守備陣も一切集中を切らすことなく、相手のカウンター攻撃を受けてもしっかりと回収し、攻撃につなげていく。64分には3中田がドリブルで仕掛けてシュートを放つも、これは相手GKの好セーブに阻まれる。70分にはCKのこぼれ球を9山田が強烈なシュートを放つが枠を外す。立て続けに相手ゴールを脅かすア女。そして78分、コート中央で13蔵田がボールを奪うと、34廣澤がゴール前までドリブルで運び、左足でファーサイドに華麗なシュートを放ち、追加点をあげる。79分、34廣澤→32高橋の交代を行う。攻撃の勢いを止めないア女。3分後の81分には、CKで8高瀬のキックからファーサイドで4小林が合わせ3-0とする。ア女の強みを確実に得点にしていく。83分には8高瀬→12並木、87分には3中田→37吉野、9山田→30土居の交代を行い、さらに追加点を狙いにいくが、試合はこのまま3-0で終了。
1分足りとも集中を切らせない苦しい試合となったが、チャンスを確実にものにし、ピンチは全員が体を張って守り、3-0と完封勝利を収めることができた。準決勝までは少し期間が空くため、さらにイメージの共有や細かいプレーの質を上げていき、準決勝もチーム一丸となって臨みたい。
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