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2019年 第28回全日本大学女子サッカー選手権大会 2回戦 vs愛知東邦大学

2019年12月26日(木) 13:40キックオフ @みきぼうパークひょうご第2球技場 vs愛知東邦大学
早稲田 5 4 – 1
1 – 1
2 愛知東邦
(6分)船木 和夏
(32分)小林 菜々子
(34分)蔵田 あかり
(46分)廣澤 真穂
(59分)村上 真帆
得点 (11分)
(76分)
  警告・退場  
8 シュート 5
4 GK 8
8 CK 4
9 直接FK 10
2 間接FK 7
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 川端 涼朱
DF 3 中田 有紀
DF 4 小林 菜々子
DF 31 井上 萌
DF 35 船木 和夏
MF 8 高瀬 はな
MF 10 村上 真帆
MF 11 松本 茉奈加
MF 13 蔵田 あかり
FW 9 山田 仁衣奈
FW 34 廣澤 真穂
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 33 近澤 澪菜
DF 5 源関 清花
DF 6 佐々木 呼子
MF 12 並木 千夏
MF 17 阪本 未周
MF 19 桝田 花蓮
MF 32 高橋 雛
選手交代
OUT IN
55 中田 有紀 源関 清花
55 蔵田 あかり 阪本 未周
64 村上 真帆 桝田 花蓮
64 山田 仁衣奈 高橋 雛
81 高瀬 はな 並木 千夏

この試合の戦評

第28回全日本大学女子サッカー選手権大会(インカレ)の2回戦が、兵庫県のみきぼうパークひょうご第2球技場で行われた。対する相手は、1回戦を勝ち上がってきた、東海第2代表の愛知東邦大学。王座奪還に向け良いスタートを切るためにも、初戦は重要なゲームになる。東伏見に残る仲間達をはじめ、ア女を支える全ての人の思いを胸に、全員で勝利を目指し臨んだ。

前半は相手ボールでキックオフ。徹底した前線からのプレスと激しい球際が強みの相手に、勢いをつけさせないよう、立ち上がりはシンプルに大きなプレーでゴールに向かう。雨の影響により、非常にスリッピーなピッチコンディションの中、集中力を高めサイドから攻撃の糸口を探る。すると7分、8高瀬のピンポイントのCKに4小林が頭で合わせると、最後はゴール中央で35船木が押し込み先制に成功する。早くに得点し、ア女が主導権を握るかにみえたが、その4分後、自陣での縦パスをカットされると、前に出ていたGKの頭上を越すロングシュートを決められ失点。すぐさま同点に追い付かれてしまう。その後は、ボールを保持しながら攻撃にかかろうとするが、相手の寄せの速さと激しい球際に苦しみ、スムーズに前進できない。それでも、テンポの速い繋ぎからサイドの裏へボールを送り、徐々に相手ゴールへ迫っていく。22分には、9山田が相手を交わしミドルシュートを放つが、相手に当たりゴールとはならない。相手陣地深くまで入る回数が増え、この流れで得点が欲しいア女。すると31分、左サイドを抜け出した13蔵田が仕掛け、CKを獲得。8高瀬のCKから、4小林が打点の高いヘディングで決め、待望の追加点をあげる。さらに2分後、9山田の絶妙なスルーパスに抜け出した13蔵田が、GKとの1対1を冷静に流し込み、3-1とさらにリードを広げる。スリッピーなピッチでは何が起こるか分からない為、立て続けの得点に安堵する間も無く、集中を欠かないよう声を掛け合いながら戦うア女。前半終了間際には、またも8高瀬のCKから、今度は村上が頭で合わせ、そのこぼれ球を34廣澤が押し込み得点。4-1で前半を終える。

HTには、ビルドアップではまらないよう、サイドや前線で流動的にポジションを取ることや、足元への寄せが強い相手に対して、積極的に背後のスペースを狙うことなどを確認。後半も相手は前からプレスをかけ、素早いカウンターで得点の機会を窺う。ア女は、中盤でセカンドボールをしっかり拾い、相手の攻撃の芽を摘んでいく。55分には、3中田→5源関、13蔵田→17阪本の交代を行う。フレッシュな選手を投入し勢いをつけたいア女。するとその3分後、相手GKが味方のバックパスをキャッチし、間接FKを獲得。34廣澤の素早いリスタートから、パスを受けた10村上が確実に決め、追加点。5-1とする。64分には、9山田→32髙橋、10村上→19桝田の交代を行う。点差が開いてはいるが、相手のプレスや球際は衰えず、気の抜けない時間が続く。勢いのある相手とピッチコンディションを考慮し、ア女はリスクの低いプレー選択で試合を運ぶ。しかし77分、右サイドからクロスを上げられると、ヘディングで合わせられ失点。5-2とされる。81分には、8高瀬→12並木の交代を行う。これ以上の失点は避けたいア女。ロングボールを多用する相手の猛攻に苦しみながらも、粘り強く跳ね返し続ける。また、前がかりになった相手に対して、奪ってカウンターを仕掛けようとするが、なかなかシュートまで持ち込めない。それでも、最後まで攻守にわたりアグレッシブに戦い続け、5-2で試合終了。

ついに開幕したインカレ。初戦の難しさ、プレッシャーを乗り越え、大量得点で勝利を掴み取ることができた。相手の勢いやラフプレーにも受け身にならず、またピッチコンディションの悪さにもしっかり順応し、90分間強い気持ちで戦い続けたことが勝利に繋がった。中1日で準々決勝を控え、限られた時間の中ではあるが、失点をはじめ、修正すべき点はしっかりと確認をしていく必要がある。今シーズン積み重ねてきたものを信じ、大きなプレッシャーも、信じて待つ仲間の思いも力に変え、頂に向かってチャレンジし続けたい。

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