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2019年 第41回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 関東地区予選 決勝 vs山梨学院大学

2019年9月28日(土) 11:00キックオフ @とちぎフットボールセンターA vs山梨学院大学
早稲田 2 1 – 0
0 – 1
1 延長 0
1 山梨学院
(12分)小林 菜々子
(98分)松本 茉奈加
得点 (77分)
  警告・退場  
14 シュート 6
6 GK 8
5 CK 2
6 直接FK 5
1 間接FK 5
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 16 川端 涼朱
DF 3 中田 有紀
DF 4 小林 菜々子
DF 5 源関 清花
MF 7 中條 結衣
MF 8 高瀬 はな
MF 10 村上 真帆
MF 11 松本 茉奈加
MF 17 阪本 未周
FW 9 山田 仁衣奈
FW 34 廣澤 真穂
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 33 近澤 澪菜
DF 35 船木 和夏
MF 13 蔵田 あかり
MF 14 田中 実夏
MF 19 桝田 花蓮
MF 26 加藤 希
MF 32 高橋 雛
選手交代
OUT IN
57 阪本 未周 蔵田 あかり
81 源関 清花 船木 和夏
87 山田 仁衣奈 高橋 雛

この試合の戦評

皇后杯関東予選決勝が、栃木県のとちぎフットボールセンターで行われた。対する相手は山梨学院大学。山梨学院大学は次の日から始まる国体本戦のメンバーが不在の中での試合となった。ア女は、昨年と一昨年に続き3大会連続優勝を達成すべく内容にも結果にも強く拘り試合に臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。試合開始序盤から主導権を握るア女。前線からハイプレスをかけることはあまりなく、引いてブロックを作りながら守備をしてくる相手に対し、ア女はセンターバックからビルドアップし相手ゴールに向かう。すると12分、いきなり試合は動く。FKを獲得したア女は、8高瀬のキックにファーサイドで4小林が高い打点のヘディングで合わせゴール。ア女の強みを活かした得点で幸先良く先制に成功し、1-0とする。その後も相手陣地でボールを保持する時間帯が続く。しかし、相手もア女の攻撃パターンであるサイド攻撃やロングフィードなどの攻撃に徐々に順応し始め、なかなかシュートを打たせない。前半のうちに追加点を挙げたかったがこのまま1-0で前半終了。

HTには、攻撃時のリスク管理をしっかりしておくことを確認し後半に臨む。後半も主導権を握りながら試合を優位に進めていくア女。48分、7中條がペナルティエリア外から弾丸シュートを放つも、これは惜しくも相手GKの好セーブに阻まれる。57分、17阪本→13蔵田の交代を行い、追加点を狙いにいく。しかし相手の引いてブロックを作る守備を攻略することができない。攻撃の糸口がなかなか掴めないまま、徐々にア女の運動量が落ちていく。相手はあまりパスを回すことなく、前線にロングフィードを送り全員が押し上げながらア女ゴールに迫ってくる。その相手のロングフィードに対して、ア女はマイボールにできる回数が減っていく。自分たちの処理ミスから幾度かカウンター攻撃も受けてしまう。そして、相手の勢いが増してきたと同時に、一瞬の隙を突かれる。77分、ア女の右サイドを突破され痛恨の失点。1-1と追いつかれる。後半終了間際の81分、5源関→35船木の交代を行い、そのまま1-1で後半終了。延長戦へと突入する。

延長戦は10分ハーフ、合計20分の戦いとなる。なんとしてでも得点を取りたいア女は、前線へのロングフィードやサイドからのクロスを多用しながら相手ゴールに幾度も迫る。87分、攻撃に勢いをつけるべく、9山田→32高橋の交代を行う。しかし、得点を奪うことはできずに1-1で延長前半を折り返す。延長後半は、延長前半よりもサイドのクロスの精度が上がっていき、徐々に得点の匂いを感じさせ、相手ゴールを脅かす。すると、98分、途中交代をして入った35船木が右サイドから絶妙なクロスを上げ、11松本が相手GKより先にヘディングで合わせ、勝ち越しに成功する。試合終了間際の劇的ゴールで2-1で試合終了。

延長戦までもつれ込んだが見事勝利を収め、苦しみながらも大会3連覇を果たすことができた。しかし、ロングフィードの対応や、引いて守る守備をしてくる相手に対しての攻略など、まだまだ改善すべき点が多く見つかった試合となった。来週からは関カレが再スタートするが、またチーム一丸となって来週に臨みたい。

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