2018年 第7回早関女子サッカー交流戦

この試合の戦評

関東リーグ第12節。神奈川大学との試合がアウェーで行われた。前期では6-0と圧倒的な試合内容で勝利を収めた相手である。この試合に勝てば、関東リーグ優勝が確定するア女。年間目標の一つでもある関東リーグ10連覇を達成すべく、厳しい暑さのなか全員が集中して試合に臨んだ。

前半はア女ボールでキックオフ。勝てばリーグ優勝ということから、縦への意識が高いア女。しかし、それが空回りし、サイドが上手く使えず、クロスを上げきることや、シュートを打つことが出来ない。球際は両チームともに激しく、試合は拮抗した展開が続く。相手にゴール前まで攻め込まれることがあったが、DF陣の身体を張った守備によって、失点は免れる。14分には、相手に裏へ抜け出されてピンチを迎えるが、32小林の冷静な対応によって失点を免れる。31分には、12山田彩が負傷で離脱し、34分に10河野に交代する。そして、10河野はア女の流れを作り出す。38分、センターサークル付近でフリーキックを獲得。5安部の絶妙なキックに32小林が頭で合わせ、最後は10河野が押し込みゴール。1-0とする。一方、相手もボールを持てば果敢にア女陣地へとへと攻め込む。前半終了間際の45分、左サイドを駆け上がった3中田のクロスに、またしても10河野が反応し、冷静に合わせゴール。2-0で前半終了。

メンバーはそのままで後半に臨む。後半は、ア女の武器であるサイド攻撃を有効に使い、相手を圧倒する。10河野は何度もクロスを上げチャンスを作る。積極的にシュートを打ち、相手ゴールを脅かすア女。相手陣地でのプレーが続く。そして迎えた65分、7村上の強烈なミドルシュートがゴール右隅に吸い込まれゴール。3-0とする。その後も攻撃の手を緩めず、全員が守備意識、シュートの意識を高くもって闘うア女。相手もボールを奪っては縦に速い攻撃を仕掛ける。68分には、18八神→25阪本、5安部→38枡田の交代を行い、さらなる追加点を狙う。試合終盤には相手が積極的に裏へのボールを出してくるが、DF陣の安定した守備で相手を自由にはさせない。79分には、24佐々木→23源関の交代を行う。さらなる追加点を狙うが、拮抗した時間が続き、そのまま3-0で試合終了。

この勝利により、ア女は関東リーグ10連覇を成し遂げた。来週からは5日間の夏合宿。次節、優勝が決定してもなお、より一致団結したア女の強さを見せられるよう、心身ともに鍛えていきたい。