2017年 第31回関東大学女子サッカーリーグ 第8節 vs筑波大学

この試合の戦評

関東リーグ第6節が行われた。対する相手は神奈川大学。インカレでも強豪校のひとつである神奈川大学は、今期関東リーグでも苦戦を強いられている相手。またこの試合に引き分け以上の結果を残せない場合、自力優勝の可能性がなくなってしまうこともあり、非常に重要な一戦。そのような状況で迎えるこの試合は、降りしきる雨の中キックオフ。

立ち上がりから相手を圧倒したいア女だが、濡れたピッチに順応するまでに時間がかかり、なかなかうまくいかない。ビルドアップの途中でパスミスなどのイージーミスが目立ち、相手に簡単にボールを与えてしまう。しかし流れの中でチャンスを幾度か作れていたア女は前半14分、9平國の右サイド突破からCKを獲得。ゴール前の混戦から7河野が泥臭く押し込みゴール。貴重な先制点を挙げ1-0とする。このまま勢いに乗りたいア女であったが、そう簡単にプレーさせてくれない相手。前半16 分、相手の抜け出しからゴール前まで迫られるも、1木付をはじめとする早稲田DF陣の身体を張ったセーブにより九死に一生を得るなど、相手にチャンスを与えてしまう。しかし前半33分、左サイドで受けた2渡部が右足で華麗に放ったシュートはゴール右上に吸い込まれる。2-0とし、相手を突き放す。何度か危ない場面があったものの、集中力を切らさずに得点を狙い続けたア女は2-0とリードしたまま前半を終える。

ハーフタイムには17大井→11熊谷の交代を行った。後半に入り、ア女はサイドからの攻撃で勢いを増す。対する相手も順応できずにしばらくア女ペースで試合は進むが得点を奪うことができない。すると後半27分、ショートカウンターからアーリークロスをあげられ、押し込まれ失点。後半32分、中央から左にドリブル突破されシュートを打たれる。バーに救われたもののこぼれ球を押し込まれ失点。立て続けに失点を許し、2-2となる。その後後半35分、11熊谷のクロスに2渡部が反応、混戦の中最後は10中村が押し込みゴール。3-2と再びリードするも、後半39分、クロスボールを処理しきれず、拾われそのままシュートを打たれ失点。3-3となり、そのまま試合終了。後半に3失点を喫し、引き分けとなった。

関カレ優勝にむけ、勝ちにこだわりたい一戦であったが、勝ちきることができなかった。しかしまだ自力優勝の可能性は残っている。今後絶対に負けられない厳しい試合が続くが、部員一丸となって戦い、必ず優勝を果たしたい。そしてその為には日頃から真剣に取り組み、課題と向き合っていく必要がある。修正すべき点を明確にし、練習に励みたい。