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2017年 第39回皇后杯全日本女子サッカー選手権大会 1回戦 vs静岡産業大学磐田ボニータ

2017年10月29日(日) 14:00キックオフ @藤枝総合運動公園陸上競技場 vs静岡産業大学磐田ボニータ
早稲田 3 2 – 1
1 – 0
1 磐田ボニータ
(25分)中村 みづき
(28分)村上 真帆
(84分)柳澤 紗希
得点 (17分)
(10分)村上 真帆 警告・退場  
10 シュート 2
8 GK 16
6 CK 1
9 直接FK 6
2 間接FK 2
0 PK 0
スターティングメンバー
POS NO. 選手名
GK 1 木付 優衣
DF 2 渡部 那月
DF 3 奥川 千沙
DF 4 三浦 紗津紀
MF 5 松原 有沙
MF 9 平國 瑞希
MF 10 中村 みづき
MF 11 熊谷 汐華
MF 18 安倍 由希子
MF 27 村上 真帆
FW 7 河野 朱里
リザーブメンバー
POS NO. 選手名
GK 21 鈴木 佐和子
DF 29 冨田 実侑
MF 6 柳澤 紗希
MF 8 中井 仁美
MF 17 大井 美波
選手交代
OUT IN
45 村上 真帆 柳澤 紗希

この試合の戦評

第39回皇后杯の1回戦が藤枝総合運動公園陸上競技場で行われた。相手は静岡産業大学磐田ボニータ。チャレンジリーグに所属しているチームで、今期リーグ優勝を果たし、来年からはなでしこリーグ2部への昇格が決まっている。ロングボールからの縦に速い攻撃が特徴的なチームで、個のレベルも高い。しかしア女の目標は1回戦を突破することではなく更に上に進むことである。絶対に負けられないという強い気持ちを持ち試合に臨んだ。台風22号の影響で降りしきる大雨の中、試合はア女ボールでキックオフ。

立ち上がりはお互いボールを蹴り合う時間が続いた。それは雨の影響でピッチコンディションが悪く、足元で繋ぐプレーや中央でドリブルを仕掛けることができないからだった。いつものア女のサッカーを展開することができないが、5松原や3奥川らのロングボールに攻撃陣が反応し、時折チャンスを作り出していた。しかし前半16分、相手の巧みなパスワークからゴール前にクロスを上げられると、ヘディングで合わせられ失点。相手に先制点を奪われ、0-1とリードを許してしまう。だがここで諦めないのがア女の強さだ。両サイドを使った攻撃で相手陣地に何度も攻め込む。すると前半25分、10中村の華麗なシュートがゴールに吸い込まれ1-1の同点とする。その後すぐの前半28分、CKのこぼれを大切につなぎ、最後は27村上が押し込みゴール。2-1とし、前半のうちに逆転に成功。そして2-1で前半終了。

ハーフタイムにはピッチコンディションを考えた戦い方や攻撃の形を再確認し後半に臨んだ。27村上→6柳澤の交代も行なった。後半に入る頃には雨の勢いが増し、視界が悪い状態。しかしア女は運動量を落とすことなく相手陣地に攻め込んでいく。守備面でも体を張るディフェンスが多く見られ、チーム全体として守備意識の高さが感じられた。追加点を奪い、相手を引き離したいア女であったが、ラストパスに精彩を欠き、シュートまでが遠い。そんな時に流れを変えたのが後半から出場していた6柳澤であった。後半37分、CKのショートコーナーからシュートを放ち、一度は弾かれるもののこぼれ球を6柳澤が押し込みゴール。3-1とし、相手の勢いを完全に落とした。そして3-1のまま試合終了。皇后杯初戦を勝利で終えた。

相手に先制点を奪われたが見事逆転勝利を収めることができた。しかし、失点の仕方は悪かったためチームとして改善していく必要がある。2回戦はなでしこリーグ2部のチームである愛媛FCレディースとの対戦。チャレンジャー精神を忘れず、ア女のサッカーをして勝利を収めたい。

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