2015年 第21回関東女子サッカーリーグ 第13節 vs浦和レッズレディースユース

この試合の戦評

中断期間が明け、関東リーグ後期が再開し残り2節で暫定首位に位置付ける早稲田。今節の相手は勝ち点1差で2位につける浦和レッズレディースユース。前期は0-1、皇后杯予選は0-1と今季対戦成績1勝1敗と互角の相手である。今節の勝利で関東リーグ7連覇がかかる早稲田として、勝ち越すためにも重要な一戦となった。

しかし、試合開始から相手がボールを保持する時間が続く。前半11分、ディフェンスの対応ミスからシュートを打たれるもGK山田が防ぐ。その後は、中盤で不用意なボールロストが続きショートカウンターからチャンスを作られるもののゴールは割らせず。すると前半38分、高木の左サイドからのクロスを右サイドの大島が合わせ先制。数少ないチャンスを確実にゴールに結びつける。ゴールを機に勢いづいた早稲田だがその後追加点を奪えず0-1で前半を折り返す。

ハーフタイム、「タッチ数、球際、オープンスペースを使おう」と再度やることを確認する。
後半9分、中盤のミスからボールを奪われるとそのまま突破され失点。後半14分、高木から山本へと交代し追加点を奪いにかかる。しかし同点に追いつき勢いづいた相手の早くテンポの良いパス回しに後手を踏む早稲田。ボール奪取後もなかなか繋げられない状態が続く。
そんな中後半36分、右SH大島の突破の流れから右SB堀口のクロスを河野が決め追加点。苦しい中、勝ち越しに成功する。その後チャンスを作る早稲田だが決めきれず試合終了。

苦しみながらも勝利し関東リーグ7連覇を達成した。
皇后杯で日テレ・ベレーザに完敗してから1週間、敗戦からの経験を活かしたかった早稲田だが決して思い描くような試合内容ではなかった。しかし、その中でも勝ち切る、接戦を制する粘り強さ・勝負強さはここまでのシーズンで確実に身についている。
インカレ初戦まであと1ヶ月、チームを個人をどう仕上げるか。スローガンにかかげる「追求」の総仕上げを1ヶ月後試合で体現出来るよう精進していく。

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