2024年 第48回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント 2回戦 vs慶應義塾大学

この試合の戦評

総理大臣杯初戦では、IPU・環太平洋大に大量得点で勝利した早稲田。2回戦の相手は、宿敵慶應大。前回の早慶戦では、勝利したものの、前期リーグ戦では敗北を喫している。日本一という目標のために勝ちにこだわり、なんとしても準々決勝に繋げたい。

開始直後から早稲田は果敢に相手ゴールに迫る。前半2分、8東を中心に攻撃のリズムを作り、ゴールに迫るも相手キーパーに阻まれる。しかし、早稲田が攻撃の勢いに乗る中、先制したのは慶應大。前半4分、相手の左サイドからのクロスをヘディングで合わせられ、先制を許す。先制点を取られ、勢いに乗った慶應大に攻め込まれる時間が続くが、早稲田は4神橋と19石井を中心に粘り強い守備を見せ、徐々にボールを保持する時間が増える。前半23分、こぼれ球を拾った10山市が右足でシュートを放つも枠を捉えることはできない。前半29分、17光田のクロスから8東が頭で合わせるも枠をわずかに外れる。前半30分、10山市がロングシュートを放つも惜しくもゴールの左上に外れる。前半41分には、前半途中に投入された9駒沢が裏抜けからボールを収め、クロスをあげる。そのボールを14森田がスライディングで合わせるも相手キーパーに阻まれてしまう。立て続けにチャンスが続く中で、なかなか点を決め切ることができなかった早稲田だったがついに慶應大のゴールをこじ開ける。前半41分、10山市のクロスのこぼれ球に反応した12西が強烈なシュートを放ち、同点に追いつくことに成功。1-1で前半を折り返す。

開始早々に先制され苦しむも、10山市、14森田を中心に攻撃でペースを掴み、前半終了間際には、12西がこぼれ球を押し込み、同点に追いつくことに成功する。決定力に欠ける早稲田だが、後半は交代選手を上手く使いながら追加点を狙いにいき、勝利を手繰り寄せたい。

前半のうちに同点に追いついた早稲田は後半もその勢いに乗り、ペースを握る。後半2分、10山市がペナルティエリア手前付近から左足でシュートを打つが、相手キーパーの好セーブに阻まれる。その後は、15松尾、2佐々木を中心に右サイドから果敢にクロスを上げるも、なかなかゴールまでには繋がらない。ゴールまでが遠い中、後半29分、9駒沢が早稲田に追加点をもたらす。スライディングで相手のパスをカットすると、相手キーパーの位置を確認し、自らキーパーの頭上を越す技ありロングシュートを放ち、逆転に成功する。後半42分には、後半途中で投入された5石川が左サイドからドリブルで相手を剥がしチャンスを作るもゴールには繋がらない。終了間際、慶應大に押し込まれる時間帯が長く続くが、試合終盤に投入された3増田を中心に守備陣が守り抜き、2-1で試合終了。

総理大臣杯2回戦、宿敵である慶應大に逆転勝利した早稲田。次は中2日で関東一部リーグ首位の強豪、筑波大学と対戦する。日本一を目指すためにチーム一丸となってなんとしてでも勝利を掴み取りたい。

この試合の写真一覧

画像をクリックして拡大画像をご覧ください。（拡大画像をクリックすると元に戻ります）