「アミノバイタル」カップ2023 第12回関東大学サッカートーナメント大会 3回戦 vs山梨学院大学

この試合の戦評

先週、関東大に敗れリーグ3連敗を喫した早稲田。今週からはアミノバイタルカップに臨む。初戦の相手は、リーグ戦で敗れた山学大。リベンジを果たし、目標の日本一に向けていいスタートを切りたい。

前半開始直後から、両チーム共にリスクを冒さずチャンスを伺う。前半9分、山学大にセットプレーからシュートを打たれるも、体を張ってゴールを許さない。前半11分、14山市のクロスに9奥田が合わせるも、得点には至らない。10植村を中心に徐々にボールを握る時間を増やすが、シュートまで持ち込むことが出来ない。すると前半38分、山学大に左サイドからクロスをあげられるとヘディングで合わせられ先制点を許す。さらに前半終了間際にもスルーパスからシュートを打たれるも16山田がセーブし、追加点は許さず0-1で前半終了。

早稲田がボールを支配する展開に持ち込んでいたが、一瞬の隙を突かれて前半38分に失点をしてしまう。2森と7安斎のサイド攻撃を起点にチャンスを伺うも、なかなか得点には至らない。同点に追い付くことが出来ないまま、1点ビハインドで前半を終える。後半は、4回戦進出のためにもより一層ゴールを目指したい。

後半は立ち上がりから早稲田が押し込む時間が続く。早稲田がボールを握り、2森と途中出場22平野のスピードを生かした攻撃でチャンスを作る。後半16分、左サイドでパスを受けた22平野がクロスをあげると、こぼれ球を14山市が押し込み同点に追い付く。山学大ディフェンスにクリアをされるも、ゴールラインを超えておりゴールの判定。その後は山学大も息を吹き返し、ピンチを迎えるも16山田を中心に固い守備をみせる。徐々に流れを引き戻すと、早稲田が一方的に押し込む展開となる。後半35分、安斎のクロスから9奥田が決定的なチャンスを迎えるが決めることが出来ない。後半終了間際、こぼれ球を拾った22平野が倒され、PKを獲得。倒した山学大2は2枚目のイエローカードで退場となる。PKを10植村が冷静に沈め、早稲田が逆転に成功する。そのまま試合は終了し、4回戦進出を決めた。

連敗から脱出し、日本一に向けて良いスタートを切った早稲田。しかし、内容には多くの課題が残る試合となった。次戦は中1日で迎える厳しい戦いになるが、チーム一丸となり総力戦で勝利を掴みとりたい。

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