JR東日本カップ2023 第97回関東大学サッカーリーグ戦 2部 第6節 vs日本体育大学

この試合の戦評

前節、亜細亜大学を相手に終始圧倒し、勝利を掴み取った早稲田大学。そして迎える今節は首位の日本体育大学に挑む。関東リーグ2部優勝に向けて、絶対に勝利しなければならない。チーム一丸となって２連勝をし、流れに乗りたい。

立ち上がりからボールを保持する展開が続く。しかし、相手のCKからピンチを迎えるも1ヒルのセーブによって相手に得点を与えない。その後は、19松尾、2森が左サイドを果敢に仕掛け、チャンスを伺う。加えて、4小倉からの背後へのロングボールを18駒沢が前線で収め起点を作る。ボールを保持する展開が続くも得点を奪うことはできず、前半を0-0で終える。

ペースを握り続けチャンスを伺う早稲田。セットプレーや相手のロングボールの攻撃を1ヒルや4小倉を中心とした堅い守りではね返す。後半は安定した守備を継続しながらより一層ゴールに迫り、得点を奪いたい。

後半開始早々から両チーム積極的に攻撃を仕掛ける。後半5分には、1ヒルの2度にわたるビックセーブからカウンターを仕掛ける。19松尾がシュートを放つも、枠を捉えることができない。その2分後、相手の個人技から中央を突破され、1ヒルと1対1のピンチになるも、ここでもビックセーブで失点を許さない。直後の後半8分、スコアが動く。14山市が中盤でボールを回収し、右サイドの15東へ展開。15東がクロスを上げ、18駒沢がダイビングヘッドでゴール隅に流し込み先制点を奪う。その後は拮抗した展開が続くも、1ヒルを中心とした守備で失点を許さない。ゲーム強度の高さから両チーム足を攣る選手も見られ、選手交代が鍵を握る。後半31分、攻撃により厚みを出すため、デビュー戦となる1年生26鈴木を投入。終始一進一退の攻防が続いたが、リードを守り切り1-0で試合終了。

1試合を通して、集中力を切らさなかった早稲田。首位相手に物怖じしない強気な姿勢を貫き、2連勝を掴んだ。目標である1部昇格に向けてさらなる高みを目指さなくてはならない。この試合で出た課題に真摯に向き合い、3連勝を勝ち取りたい。

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