2023年 第37回関東大学女子サッカーリーグ 第6節 vs筑波⼤学

この試合の戦評

5月の清々しい青空のもと、関東大学女子サッカーリーグ前期第6節が行われた。対する相手は筑波大学。2週間ぶりのホーム公式戦となった今節。東伏見を包む沢山の声援のもと、チーム全員で勝利を目指すことを確認し臨んだ。

前半は、相手ボールでキックオフ。7分、9三谷の仕掛けから右サイドでCKを獲得。11宗形が良いボールをあげるも、合わせることができず得点とはならない。その後も、冷静なビルドアップと素早い切り替えによるボール奪取で、相手陣内に攻め込む時間が続く。22分、9三谷のアーリークロスに2夏目がヘディングで合わせようとするも、相手の激しい守備により流れてしまう。すると28分、3後藤のパスを受けた6浦部が左サイドを突破し、ミドルシュートを放つ。これがゴール右隅に突き刺さり1-0とする。さらに32分、2夏目の横パスを受けた25杉山がロングシュートを放つも、惜しくもクロスバーに阻まれる。35分には、10築地がペナルティエリア付近中央の好位置で相手に倒されFKを獲得。11宗形のFKは相手DFにブロックされるも、リバウンドを再び回収しシュートを放つ。しかしここは枠をとらえることはできない。37分には、右サイドを相手に攻め込まれるが、25杉山の冷静な守備対応により事なきを得る。すると39分、左サイドでの6浦部・8白井・7笠原のテンポの良い崩しから、7笠原がミドルシュートを放ち2-0とする。さらにその3分後の42分にも、再び7笠原が左サイドをドリブルで抜け出し、放たれたミドルシュートが枠をとらえる。立て続けの追加点により3-0とし、良い形で前半を終える。

ハーフタイムには、FWに縦パスが入り前向きのサポートを作った後の、ゴールに向かう動き出しを増やすこと、3-0という結果に満足せず0-0の気持ちで、全員で気を引き締めて、早稲田のサッカーを体現し続けることを再確認した。

後半はア女ボールでキックオフ。開始早々から相手ゴールに迫り、CKを獲得。11宗形のCKから10築地が関わり、3後藤がシュートを放つも枠を外れてしまう。52分には、左サイドを攻め込まれるが、4堀内のスライディングによりクロスを上げさせない。また、相手にCKを立て続けに与えてしまうが、粘り強い守備により難を逃れる。56分、8白井→26千葉の交代を行う。64分には、代わって入った26千葉と9三谷のコンビネーションにより、右サイドを突破し9三谷がシュートを放つ。CKを獲得するも、ゴール前で相手にファウルを与えてしまい、追加点とはならない。67分、11宗形→28﨑岡の交代を行う。代わって入った直後、9三谷のアーリークロスに28﨑岡が合わせるも惜しくも枠を外れる。71分にも、28﨑岡のシュートからCKを獲得しチャンスを創出するも、26千葉のヘディングは枠をとらえきることができない。76分、6浦部→13木南、4堀内→5田頭の交代を行う。79分、左サイドでボールを奪われ、クロスからシュートを放たれるが難を逃れる。80分には、28﨑岡が右サイドを突破しCKを獲得。7笠原のCKに10築地が合わせるも、得点とはならない。89分、9三谷の突破から25杉山がアーリークロスを上げるも、合わせることができない。90＋3分、相手に右サイドを突破され、クロスを上げられるも2夏目のクリアでゴールを割らせない。3-0で試合終了。

90分間早稲田らしいサッカーを貫き、果敢にゴールを目指した結果、勝ち点3を掴むことができた。立場や状況に関わらず、チーム全員で最後まで全力で走り切り勝利を目指すこと。これこそが最も大切だと再認識した一戦だった。現状に満足することなく、共に高め合い、次節も必ず全員で勝利を掴みたい。

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